Written by m.kenichi

理学療法士になって後悔したこと【ベスト3】

理学療法士

理学療法士を目指している人/現役の理学療法士
『理学療法士になって後悔したことがあれば、参考までに聞いてみたい。』

そんな質問にお答えします。

私、現役の理学療法士です。この記事を書いている時点で、間もなく14年目になります。なんてことのない理学療法士の独り言ですが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。ついでになんとなくでも共感していただけると嬉しく思います。

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本日の内容

  • はじめに
  • 自己研鑽という名の自己投資を強いられることが多い
  • 医療業界という特殊で狭い世界に染まってしまう
  • 給料が安い
  • おわりに

はじめに

異動や転職を含めると、整形外科病院→クリニック→個人医院→老人保健施設→訪問看護ステーションを経験してきました。今回は、今のところ感じている『理学療法士になって後悔したこと』について少しまとめてみました。

自己研鑽という名の自己投資を強いられることが多い

理学療法士
理学療法士である以上、専門知識や技術の習得が求められます。セミナーの料金はピンキリですが、知識系の座学だけのセミナーであれば数千円で済みます。しかし、技術系のハンズオンセミナーとなると数万円はかかってきます。

私もちょっぴり講師をした経験がありますが、ハンズオンセミナーでは大人数を相手にすることができないため、料金が高くなる傾向は避けられないのかなと感じます。

さて本題についてですが、自己研鑽と聞くと聞こえはいいです。実際、私もセミナーにたくさん参加していた時期がありましたが、なかなか充実感があったと記憶しています。

その反面、出ていくお金もバカになりません。研修費用だけでなく交通費や場所によっては宿泊費などもかかりますからね。職場によっては補助金が出るところもありますが、全額ではないでしょう。

後述しますが、理学療法士の給料は決して高くありません。独身であればまあ余裕はあるでしょうが、家族を持つとたぶん一気に苦しくなります。そんな中から自己研鑽のための自己投資をするとなると、やっぱり苦しいです。

自己研鑽のための自己投資をすれば、きっと患者のQOLは上がるでしょう。しかし自分のQOLが下がってしまっては元もこうもありません。他人のことを考えるのであれば、まずは自分のことをしっかりと考えて健全である必要があると思います。

自己研鑽や自己投資を否定するわけではありません。むしろ続けたほうがいいです。以前ほどではないにしろ、私も自己研鑽や自己投資は続けています。知らなかったことが知れるって最高に楽しいです。

大切なのは「本当に必要なセミナーなのか」をきちんと見極め、やみくもに参加しないことです(参加してみないと比較のしようがないのも事実ですが)。さらに収入と支出のバランスをとりつつ、自分のQOLが下がり過ぎない程度に続けるのが重要かと思います。

医療業界という特殊で狭い世界に染まってしまう

理学療法士
先にお伝えしますが完全に私見です。もしかしたらかなり誤解があるかもしれませんし、所詮はわたし個人の感覚でしかありません。なにより記事を書いている本人は医療業界の人間なので、所詮はその範疇の話でしかありません。

さて本題ですが、医療業界は狭いなとつくづく感じるわけです。というのは『医療』って基本的に感謝されやすいお仕事なので、勘違いを起こしやすいのが根本にあるのではないかと考えています。

とくに病院に勤務していると、医師や理学療法士は新人だろうがベテランだろうが『先生』と呼ばれることが多いです。自分の医療行為に対して何かしら良い効果があれば簡単に喜んでもらえます。「おかげさまで良くなりました」「ありがとうございました」なんて日常茶飯事です。たぶんこれが勘違いの始まりです。

『医療業界という特殊で狭い世界に染まってしまう』というのは「自分はすごい」「自分はえらい」「自分は崇高だ」などの勘違いにより『本来の自分の程度』を見失ってしまうところにあります。

もちろん仕事に対して自信を持つこと(勘違いでもいいので)は大変結構ですし、自尊心を保つためにもある程度は許容してもいいと思います。しかしどこかで心のブレーキをかけながら進まないと、どこかのタイミングで足元をすくわれます。

かく言う私も、何度も経験しています。バカなので。仕事でもそうですし、プライベートでもそうです。壮大に勘違いした結果、自分を見失っていたのかもしれません。

ちなみに現在の訪問看護の分野には『先生』という概念がありません。というか、病院に比べたらその空気感は薄いです。患者(利用者)やその家族に呼ばれるときはだいたい「○○さん」です。もちろん感謝される機会は相変わらず多いですが、病院にいたときの自分ほど付け上がってはいないと思います。『医療に携わる、ただの人間』として、謙虚であることは大切だなと感じました。

給料が安い

理学療法士
おそらく個人の価値観や金銭感覚、生活環境によってかなり左右される話題です。そしてみんなが一番気になる内容だと思います。ただとりあえず、個人的な見解からいうと『給料は安い』です。

もちろん同じ職種でも下には下がいますし、上には上がいます。でもそれにしたって、10年以上働いても手取りはほぼ変わりありません。残酷な世界です。いくら安定した職業だからって、低水準で安定しすぎです。

とまあ文句を言っても始まりません。医療業界(医師以外)は儲からないようにできています。というか医療サービスにお金が絡んでこと自体、なんだかなあと思うところではありますが。

給料が安いのは自分のせいでしょうか?職場のせいでしょうか?医療制度のせいでしょうか?少なくとも医療従事者は患者のためにできる限りのことをやっています。したがって、給料が安いのを自分のせいにするのはちょっと違うかなと思います。

では職場のせいでしょうか。これはピンキリだと思いますが、すべてを職場のせいにするのは違います。経営をしていくには医師や看護師、我々のようなセラピストだけでは成り立ちません。介護士さんや事務さんがいないと経営を続けるのは困難です。お互いに持ちつ持たれつなので、あまり文句ばかり言ってられません。

そしたら医療制度のせいでしょうか。個人的には黒よりのグレーかなといった印象です。別に詳しいわけではないのでハッキリ言えませんが、医療制度自体は素晴らしい制度だと思います。歴史をたどればその理由がわかると思いますが日本はすごい国です。まさに互助・共助の国です。

問題なのは医療制度を作っているのは誰でしょうか。どこの機関でしょうか。その機関を最終的にコントロールしているのはどこの機関でしょうか。ここではうまくまとめられないので、別の機会にできたらまとめてみます。とりあえずひとつ言えるのは、理学療法士のみならず医療従事者は『政治や政策』に関心を持つべきということ。ヒントは『厚生労働省と財務省』です。

まとめ

だいぶ偏った意見だったかもしれませんが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。まだまだ言葉にしきれなかったり、浅はかだったりしますが、こんな感じで少しずつアウトプットしていきたいと思います。