Written by m.kenichi

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認知症

物忘れ外来は認知症を診るための専門外来です。認知症の診療では『生活上の障害がどの程度あるのか』がポイントになるため、同居するご家族からの情報が必要不可欠です。具体的には➀現在の状態(物忘れ、身の回りのことなど)➁経過(〇年前から物忘れなど)➂既往歴(頭部外傷、ホルモンの病気など)をまとめておくと良いでしょう。

認知症

認知症の原因となる病気は4タイプ(完治できるもの、進行を食い止められるもの、ゆっくりとした進行が避けられないもの、急速に進行し続けるもの)に大別できます。日本では圧倒的にゆっくりとした進行が避けられないタイプ(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など)がその割合を占めています。

認知症

抑うつ・せん妄の症状は認知症とよく似ています。ついつい認知症かと疑ってしまいますが、それぞれはまったくの別物です。抑うつは思考力や注意力の低下、気分の落ち込みなどの症状。せん妄は注意力や思考力の低下、幻覚や妄想、落ち着きがない、暴れる、日にちや時間がわからなくなるなどの症状。なんでもかんでも認知症と考えるのはNGです。

認知症

ボケは正常な老化であり、頭の働きや感覚などが鈍くなる/ぼんやりすることをいいます。認知症とは何かしら原因となる病気により、認知症という症状が出ている状態のことをいいます。典型例はもの忘れです。ボケはとっさに思い出せなくても言われると思い出しますが、認知症ではそれ自体をすっぽりと忘れてしまい、言われても思い出せません。