Written by M.Ken'ichi

【初心者向け】雪道運転のポイント|無事故で冬を乗り切ろう

HOW TO

雪国に生まれ育ち、早30数年。実家はいわゆる豪雪地帯です。
手前味噌ですが、雪道の運転にはある程度慣れています。もちろんゴールド免許です。

そんな私が雪道運転の注意点やポイントについて、少しまとめてみました。
すべて経験則ですが「 雪道運転ではこんなことに気を付けるんだ~ 」と、少しでも参考になれば幸いです。

本日の内容

  • 運転前のポイント
  • 運転中のポイント
  • 体験してみる(特に初心者)
  • おわりに

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雪道運転の初心者さんへ|運転前のポイント

雪道運転 初心者
まずは運転前に確認すべきことです。事前準備や情報は大切です。つい見落としがちですが、あなたは大丈夫でしょうか?

スタッドレスタイヤは大丈夫?

ベストカーによると、スタッドレスタイヤの寿命は製造年数から数えて4年と言われています。すでに溝がなかったり、4年を大きく過ぎているタイヤで走るのは論外です。仮に溝が残っていても、所詮はゴムです。経年劣化による硬化は避けられず、それでは本来の性能を発揮できません。まあ大丈夫だろう…というちょっとした気持ちが取り返しのつかない事故を引き起こすことになります。シーズン前には必ず確認しておきましょう。スタッドレスタイヤとしては使えないと判断したら、おとなしく夏タイヤとして使いましょう。燃費が落ちますけどね。

ちなみに私はトーヨータイヤのスタッドレスです。ブリヂストンやダンロップ、ヨコハマタイヤに比べると比較的安価なので助かっています。2年目ですが、今のところまったく問題なしです。

ルーフの雪は落としましたか?

急いでいたり、吹雪いていたりすると手を抜きがちですが極めて危険です。私も経験がありますが、ちょっとしたブレーキのタイミングで、バサバサバサッとフロントガラスに雪崩れ込んできます。運転中に突如として視界が塞がれる恐怖は、皮肉にも経験者にしかわかりません。たまに、がっつりと雪を背負った車が走っていますが、決して近づいてはいけませんよ。万が一、それが原因で事故ったら『 事故ではなくて事件 』です。

外気温はどうか?雪質はどうか?

『 氷点下じゃないから大丈夫 』というわけでもありません。降雪がある状態で気温が上がると、雪はシャーベット状になります。経験則ですが、滑りやすい雪質とは『 アイスバーン>シャーベット>新雪 』の順番です。アイスバーンでは「 ツーッ 」と、シャーベットでは「 ヅヅヅーッ 」と滑ります。経験しないと感覚がわからないと思いますが、油断しているとマジで滑ります。

ちなみに、新雪だけではさほど滑りません。「 ギュッギュッ 」とタイヤが噛んでいる音がします。状況によっては、わざと新雪を走るようにしています。滑りづらいですからね。ただし、もちろん油断は禁物です。新雪の下にアイスバーンが潜んでいたら一発で滑ります。

軽自動車ですか?普通自動車ですか?

車幅と轍(わだち)の問題です。一般道路では普通自動車のほうが多いので、『 轍は普通自動車の幅 』でできています。軽自動車だと轍に合わないことが多く、必然的に『 片側は轍、片側は雪上 』を走ることになります。経験済みですが、気を付けていても突然ハンドルを取られます。これは怖い。個人的には軽自動車で雪道を走りたくありません。

轍(わだち):車が通り過ぎた後にできる車輪の跡

雪道運転の初心者さんへ|運転中ポイント

雪道運転 初心者
次は運転中の注意点やポイントです。ずーっと気を張っているのは疲れますが、やはり夏道よりも慎重にならざるを得ませんね。

急発進、急ブレーキ、急ハンドルには要注意

雪道に限らず、大原則でしょう。怖い順に並べると『 急ブレーキ>急ハンドル>急発進 』です。説明不要でしょうが、雪道での急ブレーキは命取り。アイスバーンでやってしまうと、カーリングストーンのように滑っていきます。もちろん制御不可です。では、急ハンドルはどうか。スリップしてハンドルを取られます。曲がれずに直進してしまうか、クルンッと半回転してしまいます。

一番マシなのが急発進。空転して、発進できないだけなので。ただし、少しでも勾配があるところでやってしまうと、本当に動けなくなります。もがけばもがくほど、路面がツルツルに磨かれてしまいどうにもなりません。勾配があるところでは、特にゆったりと発進することを心掛けましょう。

車間距離は通常の2倍以上

ブレーキを踏んでから完全に停止するまでの距離が、雪道では乾燥路面に比べておよそ3-10倍ほど長くなります(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)。乾燥路面の感覚でブレーキを踏むと、まず間に合いません。くれぐれも車間距離には注意しましょう。

すぐ前の車両だけでなく、前の前、さらにその前の車両や状況を常に把握する

運転が上手な方は無意識にしていると思います。すぐ前を走る車両にばかり注意していると、突発的に対応ができず、急ブレーキや急ハンドルの原因になります。運転中はすぐ前の車両だけではなく、もっと前の車両の動向や信号などの状況を把握しておきましょう。いざというときに焦らずに済みます。是非、意識してほしいポイントです。

4WDだって普通に滑ります

4WDの利点は『 発進時 』だけです。動けなくなる(立ち往生)リスクが減るだけです。いくら性能が良かろうとも、普通に滑ります。

むやみに車線変更をしてはいけない

雪道での車線変更は、轍から外れる行為です。ハンドルを取られ、スリップするリスクが高くなります。むやみやたらにはしないほうが賢明です。もし車線変更をするならば、ハンドルを切るのではなく、ハンドルを少し傾けて、じわじわと寄っていくのが良いでしょう。

轍(わだち)を走る

轍とは車輪の跡でしたね。轍を走っている分には、滑るリスクは低いです。先行する車両についていくように運転しましょう。

右折時、左折時は慎重に

交差点の大きさや角度によりますが、おおよそ直角に曲がることが多いですよね。ハンドリングは慎重に行いましょう。曲がってから加速するときは、ゆったりアクセルを踏んでじわじわと加速しましょう。急加速すると容易にドリフトしてしまいます。なお、交差点に侵入するときに極端なブレーキングをすると後続車に突っ込まれる危険があります。早めのウインカーと早めのブレーキを心掛けましょう。ブレーキをしてからウインカーを出す車両をよく見かけますが、あれ危ないですよ。

路面状況には常に気を配る

海沿いや山沿い、一般道路や橋の上。風の強さや天候の状態。除雪の有無やその程度。路面状況は周辺の環境によって大きく異なります。アイスバーンかもしれない、シャーベットかもしれない、凸凹かもしれない、道幅が狭くなっているかもしれないなど。『 かもしれない運転 』は雪道において、非常に大切です。

降雪中は基本ライトオン

日中・夕暮れ問わず、降雪時はライトオンが基本です。運転中に『 自分の存在 』を知らせる手段はこれしかありません。ちょっとした保険だと思って忘れずにつけましょう。

体験してみる(特に初心者)

雪道運転 初心者
これ、めちゃめちゃ重要です。何事も体験。教習所でも急ブレーキの体験をしましたよね。それと一緒です。雪道ではどのくらい滑るのか、あるいは滑らないのか。こればかりは体験しないことにはわかりません。私はシーズンインしたら必ずやっています。慣れているとはいえ、やはり最初は怖いですからね。

このタイミングでブレーキを踏むと丁度よい・遅い、この程度のスピードだと滑る・滑らない、この程度のハンドリングだと滑る・滑らない、この雪質だと滑る・滑らない等々。確認することはたくさんあります。『 滑らないための予防線 』を張るのは大切ですが、それだけでは実際に滑ったときにマジで焦りますよ。まずは安全なところで、体験することを強く勧めます。

おわりに

雪道運転では普段よりも注意が必要なのは間違いありません。しかしですね、『 常識的なスピード 』で走る分にはそうそう滑ることはありません。過信は良くありませんが、上記の注意点やポイントさえ押さえればどうってことないですよ。