【Nikon D100+AF NIKKOR 50mm f/1.8D】風景写真|作例5枚
Nikon D100+AF NIKKOR 50mm f/1.8Dで風景写真を撮ってきました。感想とともに作例を少しご紹介します。
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Nikon D700+AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
絞り値:f5.6 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200 ホワイトバランス:晴天日陰
どうでしょう、結構よく写っているように思います。空や水面を写すと特に感じるのですが、なんだかオイリーな質感です。なんと表現したらいいのかわかりませんがなんとなくそんな気がします。
全体的には大満足なのですが一つだけ、ホワイトバランス調整が悩ましいです。この写真は晴天日陰で撮影しましたがやや赤みが強かったです。かといって晴天だと青すぎるし、曇天くらいが良かったかもしれません。もしくは適度にホワイトバランスの微調整するべきでした。
ちなみにこういう状況でオートを使うとほぼ確実に青くこけます。そもそもオートはあまり使いませんが、それにしても当時のオートはなかなかの曲者ですね。
絞り値:f1.8 シャッタースピード:1/4000秒 ISO感度:200 ホワイトバランス:晴天
こちらのホワイトバランスは晴天がハマりました。朝露に濡れた瑞々しい芝生の色が見事に再現できていると思います。ピント面は中央やや上部でしっかり解像しており、その上下部は玉ボケというかバブルボケのようになっています。
絞り値:f1.8 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:200 ホワイトバランス:曇天
ネコヤナギの花穂、ピントはギリギリ合っていると思います。換算75mmということもありますが、わりと接写できるのがこのカメラというかレンズの魅力でしょうか。ホワイトバランスは曇天がちょうど良かったように記憶しています。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:200 ホワイトバランス:晴天日陰
ホワイトバランスは晴天日陰ではなく曇天がちょうど良かったかもしれません。さらに言うと露出が若干低かったので、シャッタースピードをもう少し下げて対応しても良かったです。それにしてもやっぱり空や水面を写すとオイリーな印象を受けます。水彩画寄りというよりは油絵寄りとでも言いましょうか。
絞り値:f5.6 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200 ホワイトバランス:晴天日陰
ホワイトバランスは問題なさそうです。若干赤みを帯びていてもシチュエーション的には自然な印象です。改めて眺めると明るいところは白飛びしているような、影は黒つぶれしているような気もします。RAWデータで見るともしかしたら良いように写っていたかもしれません。ただ困ったことにRAW+JPGの同時保存ができないんですよね、まあでも仕方ないでしょう。
感想
最近たまたま立ち寄ったカメラ屋に並んでいたのを迷わず購入しました。状態が良い品を手に入れるのはかなり難しくなっているため、現実的にはハードオフのジャンクコーナーあたりを探すしかないと思います。
ところでNikon D100は2002年に発売されたデジタル一眼レフカメラです。「卓越した機動力、表現力へのこだわりを凝縮した小型・軽量ボディ」との謳い文句で登場しました。当時はフィルム一眼レフカメラからデジタル一眼レフカメラへと移行する過渡期、Nikonが満を持して開発・発売したカメラと言えます。
実機で比べたことはありませんが、Nikon D100の外観はNikon F80とそっくりです。Nikon特有のグリップの赤ラインが指先の縦位置に配置されているあたり現行機とは異なります。ちなみに外観はプラスチッキーで安っぽく、当時でいう2桁機(現行機でいう4桁機)と同じ質感です。3桁機はNikon D200からマグネシウム合金で高級感が増している印象です。
有効画素数は610万画素と現在では考えられないほどの低画素です。センサーはみんな大好きCCDセンサー(ソニー製)で、やはりCMOSセンサーとは違った味わいを感じます。ちなみにセンサーサイズはAPS-Cサイズ(DXフォーマット)ですが、ミラーはフルサイズ用というちょっと不思議な仕様です。
さて作例についてですが、「20年以上前のデジタル一眼レフカメラでもこんなに撮れるんだ」ってのが正直な感想です。オイリーな質感というかこってりとした質感から「画のクセ」を感じるのは間違いありませんが、別にそれはそれで構いません。
かと言って全体的に派手さはなくどちらかというと忠実に色を再現している印象も受けます。趣味として楽しく使うにはむしろこれくらい趣があったほうが素敵です。
他の方のブログを拝見するとNikon D100は「RAW現像が良い」との意見が散見されます。まだ撮り比べていないのでなんとも言えませんが、いずれ挑戦したいと思います。