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【Nikon D700+AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II】桜や電車を撮ってみた

カメラ

Nikon D700+AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIで桜や電車を撮ってみました。ひとまず感想とともに作例を少しご紹介します。

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Nikon D700+AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

  • すべて未加工
  • フィルター未使用
  • ピクチャーコントロール:スタンダード
  • ホワイトバランス:晴天(一部カメラ内調整あり)
  • JPEG撮って出し
  • 絞り値:f8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:400


    特急いなほのハマナス色がたまたま通過してくれました。桜色と合っていたので雰囲気的には良さそうです。全体的にモヤっとしているのは春霞の影響なので仕方ありません。シャッタースピードはもう少し早いほうがシャキッとして良かったかもしれません。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200


    房になっているソメイヨシノを最大望遠・絞り開放・最短撮影距離で撮影してみました。古いとはいえさすが大三元レンズだけあってピント面はしっかり解像し、その後は柔らかくボケていきます。開放からこれだけ使えれば大満足です。桜が綺麗なのは言うまでもありませんが、本当に美しく表現してくれました。

    絞り値:f8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200


    「河川×鉄橋×桜×へら釣り師」の欲張りセットを最大広角で撮影してみました。f/8まで絞ってあるので画面いっぱい解像しています。春霞がなければもっと綺麗に写っていたと思いますが、まあそれも含めて春なんですよね。それにしてもちょっと暗すぎたかな。眩しくて現地でしっかり確認できませんでした。

    絞り値:f8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200


    同じところから最大望遠にしてみました。とくに言うことはありません。こちらも暗すぎました。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:200


    離れていく被写体をうまく追い切れず、若干ピントが甘くなったような気もします。こんな感じの写真では変に絞らず開放で撮ったほうが雰囲気よく見えます。

    絞り値:f5 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:200


    こちらも特急いなほのハマナス色がちょうど通過してくれたので撮ってみましたが、絞り値の正解がわからずにf/5になっています。それはそれとして横切る電車がブレていますね。ISO感度を恐れずに上げて、シャッタースピードを1/800~1/1000くらいで撮るべきでした。編集では桜のシャドウを持ち上げればそれなりに雰囲気よく見えそうです。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:200


    開放撮影にて、春らしいふわっとした写真が撮れました。全体的に淡い雰囲気まで醸し出してくれたので大満足です。決してレンズが曇っているわけではありません。淡いながらもピント面はしっかり解像し、それ以外は程よくボケてくれます。桜は「他のなにか」と組み合わせたほうが映えますね。

    感想

    AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIは2009年に発売された大三元レンズの一つです。Fマウントの最終後継機としてAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRがありますが、中古でもちょっとまだ高くて買えませんでした。

    話を戻してこのレンズ、私なんかが言うまでもなく古いとはいえさすが大三元レンズです。本当によく写るしなんでも撮れます。f/2.8通しでズームできるってこんなに便利なんですね。それでいて開放から描写も素晴らしい。プロ仕様だけあって、正直レンズの実力を使いこなせる気がしません。

    ところでこのレンズ、重量が1,540gとちょっと重たいです。当時の最高峰の機能と重量はトレードオフと言えます。ポジティブに捉えると、重量のおかげで謎に所有欲が満たされます。

    今回VR機能は使っていませんが、3.5段の手ぶれ補正効果があるためそれなりに止まります。仮にシャッタースピードが1/30でも、VR機能によって1/250~1/500くらいの感覚で使えます(間違っていたらすみません)。シャッタースピードが十分に確保できたり三脚使用時には不要ですが、あるとないとでは安心感が違いますね。

    個人的に感じるデメリットを強いて挙げるならば、フォーカスリングとズームリングが逆ってことです。逆というかAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIではフォーカスリングが前、ズームリングが後ろにあるためこれが意外と使いづらかったです。

    ちょっとイメージして欲しいのですが、カメラを構えるときに右手はカメラ、左手はレンズを持ちます。その際、とくに重量級のレンズであれば左手で自然と先端を持つことになります。ド先端こそただのグリップになっていますが、それでも先端側にあるのはフォーカスリングです。大三元レンズでマニュアルフォーカスなんてほとんど使わないと思いますが、なぜこんな仕様にしたのでしょうね。

    余談ですがAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRではズームリングが前、フォーカスリングが後ろに変更されています。圧倒的に使用頻度が高いのはズームリングなので、当然といえば当然の仕様変更ですね。

    とまあ素人が色々と書きましたが、改めて全然まだまだ使いこなせていません。もの凄く良いレンズなのは間違いないので、風景から動きものまでこれからも幅広く撮ってみたいと思います。