【高千穂峰】天孫降臨の地、ワイルドなザレ場続きの日帰り登山|2026年1月3日
高千穂峰の登山を検討中の方
『冬の高千穂峰の登山ってどんな感じだろう。なにか情報があれば教えてほしい。』
この記事は備忘録ですが、少しでも参考になれば幸いです。
本日の内容
- 感想
- スケジュールなど
- 登山ルート
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感想

早朝の霧島神宮を後にしてやって来たのは、天孫降臨伝説の地として関連深い高千穂峰です。九州に来たら、霧島神宮に来たらやっぱりここは外せません。
早朝だと登山口である高千穂河原ビジターセンターまでの道路が凍結している可能性があり、ノーマルタイヤでは近づけない場合があります。したがって私もある程度日が昇ってから向かうことにしました。
着いた途端、なんというか「いい所に来たなー」って感じました。大鳥居から霧島神宮古宮址に続く参道、そこから眺める高千穂峰(御鉢)は神秘的そのものです。神様は本当にいるのかもしれない。
登山道はさすがに活火山だけあって、終始火山礫や岩稜帯が続くなかなか険しい道のりでした。しかし眺望はとてつもなくて、霧島連山もよく見えたし、遠くには桜島もよく見えました。御鉢ではすぐ眼下に火口が顔を覗かせており不気味にさえ感じました。
ずーっと晴れており快適かと思われましたが、中腹以降は強風~爆風が吹き荒れており寒いのなんの。晴れてるのに下手したら新潟より寒いんじゃねって感じました。たぶん、実際寒いです。
背門丘から最後の登りですが、ここがかなりの急勾配です。ただでさえザレ場で足元が悪いため踏ん張りがききづらいです。登りはまあ良くても下りは結構気を遣いました。
山頂に出るとものすごい絶景です。360度の大パノラマには感激しました。お目当ての「天ノ逆鉾」も突き刺さっており感無量。しばらく景色を楽しみました。
ところで登ってみて思いましたが、神様はとんでもないところに降り立ったものですね。ここ、活火山帯ですよ。もうちょっと安全な場所はなかったものでしょうか。
ちらほらとスニーカーや軽装備が目についた
スニーカーで登っている方がちらほらと目につきました。軽装備は私も同じですが、さすがにスニーカーはどうかと。登山靴でさえ滑る環境なのにグリップ力の小さいスニーカーはねえ。火山礫や岩稜帯ばかりなので、さいあく登りはよくても下りはかなり怖いんじゃないかな。ということでできれば登山靴をおすすめします。老婆心ながらちょっと心配してみました。へへ。
スケジュールなど
【日にち】2026年1月3日(土)
【天候】晴れ、稜線は強風~爆風
【気温】駐車場3℃、稜線は風の影響もあって氷点下
【登山コース/時間】高千穂河原コース/2時間35分/5.5km
【電波状況】圏内(docomo)
登山コース

高千穂河原コースのピストン
7:50 高千穂河原ビジターセンター~霧島神宮古宮址







道中の路面凍結が怖かったため、すっかり明るくなってからの到着となりました。駐車場には数台停まっており、すでに出発している方や待機している方がいました。トイレや着替えなどの身支度を整えてから出発します。さすが辺り一帯が活火山なだけあり駐車場には避難豪が設けられていました。
大鳥居に一礼して参道を進むと間もなく霧島神宮古宮址が見えてきます。なんと神聖な空間でしょうか。奥には高千穂峰の御鉢がよく見えます。ここには2代目の霧島神宮の社殿が鎮座していましたが現在は祭壇のみとなっています。というのも社殿は1235年の霧島山の大噴火により焼失し、1484年に現在の場所に移転されたとのことです。
8:00 霧島神宮古宮址~御鉢





神聖な空気をこれでもかと吸い込んでから先へ進みます。しばらく石畳や石段が続き少しずつ高度を上げていきます。途中朝日を浴びた中岳がよく見えますが、こちらの登山道は完全に日陰となっておりひんやりしています。
その後は火山礫混じりの登山道へ、御鉢が近づくにつれて活火山らしいゴツゴツとした岩稜地帯へと変貌していきます。一応黄色ペンキでマーキングがあります。なおこの辺りから一気に開けて眺望はとんでもなく良くなりますが、強風~爆風に見舞われてめっちゃ寒かったです。
8:35 御鉢~背門丘(せとお)




御鉢では火口がこんにちはしています。見慣れなさ過ぎてすごい迫力です。前方には高千穂峰の山頂、振り返ると霧島連山(中岳、新燃岳、韓国岳など)がよく見えます。すっごい、圧巻の景色です。
御鉢から背門丘までは、いわゆる馬の背と呼ばれる火口縁を進んでいきます。強風や濃霧等のときは特に細心の注意を払う必要があります。この付近から見上げる山頂直下の急登はかなりの斜度に見えます。足場が悪いため下りではかなり気を遣いました。
8:50 背門丘(せとお)~高千穂峰山頂



背門丘には初代の霧島神宮が鎮座していましたが、788年の御鉢の噴火で焼失しています。現在この場所には神社の跡を示す鳥居と石碑が建てられています。
さてここから最後の登りですが、先に言ったように目の前にするとかなりの急勾配です。加えて火山礫が足元を悪くしており滑って踏ん張りがききづらいです。息を上げながら登りきるとそこには…。
9:10 高千穂峰山頂






はい大絶景。360度の大パノラマで、澄み渡る青空のもと最高の気分です。山頂には天孫降臨伝説の「天ノ逆鉾」が突き刺さっていました。恥ずかしながら古事記も日本書紀も読んだことはありませんが、日本人として、ここに登ることができて本当に良かったと思います。
山頂には携帯トイレブース、コンクリート造のの避難小屋がありますが、この避難小屋は噴石等の避難には対応していないとのことです。しばらく山頂からの景色を堪能したら下山します。
9:40 高千穂峰山頂~高千穂河原ビジターセンター

下山時の景色がこれまた最高です。足元が悪いので結構慎重になりますが、どうしても勢いがついてしまうので注意が必要です。次々と後続者が登ってくるため落石させないようにしましょう。
10:25 高千穂河原ビジターセンター

なんだかんだ駆け下りてしまい(もちろん人がいないところで)だいぶ早く着いてしまいました。せっかくなのでビジターセンターに寄ってみると霧島連山や霧島神宮の歴史、火山等の情報が展示されていました。
ところであの坂本龍馬も新婚旅行でおりょうと高千穂峰に登ったとの話ですが、マジでこんなところ登らされてよく別れなかったなと思います。それくらい頼もしく魅力的な人間だったのでしょう。
さて出口にて駐車料金500円を支払い、ここまで来たらせっかくなので韓国岳にも登ろうと思い、登山口のえびの高原に向けて車を走らせます。早朝だとおそらく凍結していて通行できませんが、この時間帯なら問題ありません。