【Nikon D50+AI NIKKOR 35mm f2.8】早朝のスナップ写真に挑戦してきた感想|作例10枚
Nikon D50+AI NIKKOR 35mm f2.8で早朝のスナップ写真に挑戦してきました。感想とともに作例を少しご紹介いたします。
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Nikon D50+AI NIKKOR 35mm f2.8の作例
AI NIKKOR 35mm f2.8には露出計連動ガイドがありますが、D50に露出計連動レバーがないので絞り値が記録されていません。おおよそf2.8もしくはf5.6で撮影していますのでご容赦ください。
なお、後ほどLightroomで調整するつもりだったので全体的にやや暗めに撮影したのですが、思った以上に暗くなってしまいました。D50の背面液晶で確認しづらいのと、単なる技術不足のせいですが、ヒストグラムできちんと確認するべきでした。
シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天
なんとも美しい造形美。写真奥は旧新潟市庁舎、写真手前は旧第四銀行住吉支店をモチーフに構成されています。ホワイトバランスの兼ね合いもありますが、朝日に照らされた建物の印影がとっても素敵です。
シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天
「お堀をイメージした水路」に反射した柳です。撮影は2022年2月12日ということで、柳は枯れています。よく見ると水面に氷が張っているのが確認できます。無風だったのでとてもきれいに写りました。
シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天
木製のベンチって画になります。こちらもやんわりと朝日が照らしており、なんだか哀愁漂う雰囲気に撮ることができました。
シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天
旧第四銀行住吉支店の出入口のようです。少し錆びたシャッターと外壁の感じがいい感じです。
シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天
続いては白山神社にある公園です。ただのブランコですが、朝日がいい角度で差し込んでおり、さらに持ち手の赤い部分がちょうどいいアクセントになっています。この雰囲気、とても好きです。
シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天
白山神社の花手水の一部です。この写真でなにが言いたいかというと、『CCDセンサーの色味が独特』ってこと。たぶん好みが分かれますが、わたしはCCDセンターのコッテリした色味が大好きです。
シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天日陰
時期的に「志望校合格」といった絵馬が多かったです。絵馬の内容はさておき、暗闇に浮かび上がる感じで、全体的に立体感のある写真が撮れたように感じます。
シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天日陰
ツバキの花弁が石畳のうえに落ちていたので撮ってみました。石畳の凸凹感と苔の具合、花弁の色味が気に入っています。
シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天
石塔?灯篭?に向かって、朝日が半逆光ぎみに差し込んでいました。光の影の具合がいい感じで表現できたと思います。
シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200 露出補正:±0 ホワイトバランス:晴天日陰
さいごは朝日が差し込む石畳を撮ってみました。光の具合が素敵すぎて似たような写真ばかりになりましたが、写真は『光』を意識するのが大切だなと感じた一日でした。
撮影場所
・新潟市歴史博物館みなとぴあ
・新潟県新潟市中央区柳島町2丁目10
・白山神社
・新潟県新潟市中央区一番堀通町1-1
感想
Nikon D50にAi NIKKOR 35mm f2.8をつけて撮影してきたわけですが、使用感などについて少し触れていきます。
Nikon D50について
Nikon D50は「我が家のファーストデジタル一眼レフカメラ」というコンセプトで、2005年に発売されたエントリークラスのデジタル一眼レフカメラです。有効画素数610万のCCDセンサー。当時の価格は本体だけで9万円台、レンズキットが10万円台、ダブルズームレンズキットが13万円だったようです。
ちなみにわたしの個体は2021年の年末、ハードオフにて7,700円でゲットしてきたものです。動作未確認のジャンク品でしたが、店舗で確認したところ正常に動作したので購入しました。今さら購入する方はいないと思いますが、一応アマゾンや楽天のリンクを張っておきます。でもヤフオクかハードオフなどで見つけたほうが安いです。
使用感については挙げたらキリがありませんが、あえてマイナス要素を挙げるならば「液晶画面が絶望的に使いづらい」ことです。液晶が小さくて荒いため細かいフォーカスの確認が難しく、明暗や色味の確認程度にしか使えません。当時の技術などからして期待するのは間違っているかもしれませんが、これさえもう少ししっかりしていれば常用するには問題ないのかなと感じました。
AI NIKKOR 35mm f2.8について
AI NIKKOR 35mm f2.8は1978年頃に発売されたマニュアルフォーカスレンズです。NIKKORレンズの歴史はやたらと複雑なので、詳細については『決定版?ニコンFマウント解説(Byキンタロウ)』をご覧いただきたいと思います。初見ではとっつき辛いくらいに細かく解説されています。
わたしの個体は知人の紹介で、中古店にて2,000円で購入することができました。前玉に少しカビが確認できますが、ほぼほぼ問題なさそうです。あとフォーカスリングが若干スカスカしますが、許容範囲といった感じです。
なおAI NIKKORやAI-S NIKKORシリーズでは、カメラボディに露出計連動レバーがあれば絞り優先モードが使用できます。フルマニュアルで撮影するぶんには関係ありませんけどね。
まとめ
今回はAPS-CセンサーのD50で使用したため、換算50mmとなっています。個人的に50mmの画角はなんだかんだ一番使いやすいと感じており、とくにスナップ写真では重宝すると考えています。ちなみにこのレンズ、花手水の写真を見ていただければわかるように結構寄れます。最短撮影距離は30cmとなっており、換算50mmの画角で30cmまで寄れるとこんな感じで撮れるので使いやすさが増します。