【Nikon D300+AI NIKKOR ED 300mm f4.5S】福島潟でカワセミとかを撮ってみた
Nikon D300+AI NIKKOR ED 300mm f4.5Sで福島潟にてカワセミなどを撮ってきました。ひとまず感想とともに作例を少しご紹介します。
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Nikon D300+AI NIKKOR ED 300mm f4.5S
今回使用したカメラはNikon D300です。2007年に発売されたデジタル一眼レフカメラで、当時のDXフォーマットタイプのフラグシップ機です。レンズはAI NIKKOR ED 300mm f4.5Sを使用しています。1982年に発売されたもので、この個体は「EDガラス」+「AI-S」が施されており、1964年から続く「NIKKOR 300mm f4.5」の歴史のなかでは比較的新しいタイプのレンズです。
数メートルくらいの距離であればしっかりと解像してくれますが、数十メートル離れていると絞っても解像度はイマイチです。とはいえトリミングせずに、遠目で見る分にはなかなか良いです。古いカメラとレンズなのでこんなものでしょう。そんなことよりマニュアルフォーカスで合わせるのがとても難しかった。
福島潟
絞り値:f8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:1000 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
青緑の宝石、カワセミです。初めて見ました。感動です。福島潟には度々訪れますが、本当にいるんですね。「ピィーピィー」と甲高い口笛を吹いているような鳴き声がしたので、何だろうと思い確認してみたらカワセミでした。下くちばしが薄っすらと赤いように見えるのでメスでしょうか。判断ができません。人慣れしているせいか、なんとなく警戒心が薄いような感じがします。枯れ蓮の上に鎮座して水面に目をやり、獲物を探していました。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:500 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
どうやらこの一羽だけのようです。時折周囲をキョロキョロと見渡します。警戒しているのでしょうか。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:800 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
古いカメラとレンズですが、それなりに解像しています。枯れ蓮だけど、茎は枯れ切っていない。それとなく季節感が伝わってきて好きな一枚です。それにしても背景が汚い…。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:800 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
同じところから縦構図です。蓮って背が結構高いですよね。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1000 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
じっと水面を見つめるカワセミ。身長に対して長いくちばしが、獲物を捕らえるのに適しているそうです。それにしても蓮の実って気持ち悪い。集合体恐怖症には厳しい。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1000 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
少し高いところからじっと水面を見つめています。福島潟には自然がそのまま残っているので、食べ物に困らないのでしょうね。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:1000 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
水面にほど近いところで待機。羽の色が宝石のようで本当に美しいです。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:800 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
どうやらエビを捕食しているようです。水面に向かって一気に滑空し、獲物を掻っ攫っていきました。くわえた獲物を何度も向きを変え、頭側から丸飲みにしているように見えました。ちょっとしたハンターですね。たまに捕獲シーンをガチピンで合わせている写真がありますが、どうやって追っ掛けているのでしょうか。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1250 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
赤とんぼ。羽の模様や背中の産毛?までそれなりに解像しているように見えます。春夏秋冬ありますが、個人的には秋が好きです。赤とんぼが秋を感じさせてくれます。
絞り値:f8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:800 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
マガン?オオヒシクイ?区別がつきませんが、少しずつ渡り鳥たちがやってきました。群れを成して一斉に飛び立つ光景はなかなか圧巻です。福島潟は言わずと知れた渡り鳥の聖地。これからさらに数や種類が増していくので、改めて見に行きたいと思います。
感想
初カワセミ。とても感動しました。出会えたこともそうですが、青緑の宝石とはよく言ったものだなと感じました。人慣れしているせいかあまり飛び回らず、飛び回っても再び戻ってくるのでフルマニュアルでも撮影しやすかったです。獲物を狙っている間は水面をじっと見つめて動かないので、そういう意味でも撮りやすかったように感じます。
カワセミは留鳥ですが、冬期の福島潟は雪に覆われてしまいます。果たして本当にいるのでしょうか。よくわかりませんが、気合を入れて改めて観察しに行ってみたいと思います。