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【Nikon D700+NIKKOR-P Auto 105mm f2.5】中望遠で風景撮影|作例5枚

カメラ

Nikon D700+NIKKOR-P Auto 105mm f2.5で撮った写真を少しご紹介します。

  • すべて未加工
  • フィルター未使用
  • ピクチャーコントロール:標準
  • ホワイトバランス:晴天
  • JPEG撮って出し
  • 焦点距離:105mm
  • 絞り値:f2.5 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:400


    風景写真と言いながらいきなりゴミの写真ですが、水面に浮いているペットボトルを撮ってみました。ピントはペットボトルに合わせましたがやや外しているかもしれません。写真下面の周辺減光は単純に光量の問題なのでレンズのせいではありません。したがって開放から隅々まで満遍なく写るようです。全体的に柔らかい印象なのはやはり開放だからでしょう。かといって甘々な感じではありません。

    絞り値:f5.6 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:400


    少し絞ってピントを写真中央帯の並木に合わせました。手前の杭はさすがにボケてしまいますが、写真奥の山はそれなりに解像しているのではないでしょうか。アップすると稜線沿いが紫がかって見えますが、パッと見ただけではわかりません。というかド逆光でこれだけ写っていたら文句なしでしょう。

    絞り値:f5.6 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:400


    氷点下の早朝、木船に溜まった水が凍っています。少し絞ったこともあり、全体的な解像度が増しているように見えます。

    絞り値:f2.5 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:400


    やや青被り気味ですが、それがかえって寒々しさを表現していて良きです。どうでしょう、開放でも周辺減光はなく柔らかな雰囲気が感じられます。ピント面はきっちりと解像しており、それ以外はなだらかにボケていく感じ。ベンチについた霜までしっかり確認できます。

    絞り値:f4 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:640


    このレンズの最短撮影距離は1.0m。マイクロニッコールを除けば105mmにしてはかなり寄れる部類です。したがってこんな具合に被写体によっては望遠マクロ的な撮り方も可能です。いや、それにしてもよく写るなー。

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    感想

    マイクロニッコールを含めると歴代の105mmだけでも16種類ほど確認できます。今回使用したNIKKOR-P Auto 105mm f2.5はシリアルナンバーが40万番台であることから、おそらく1971年~1973年に発売された個体だと推測できます。詳細はWikipedia(ニコンFマウントレンズの一覧)1900年代(1959~1999年)のニッコールレンズ カテゴリー別 一覧(By キンタロウ)をご参照ください。

    さて改めてレンズの感想ですが、とても50年以上前のレンズとは思えないほどきっちりと写ります。今回は風景写真だけでしたが開放でも周辺減光なく、ピント面はしっかり解像しつつも全体的には柔らかい印象を与えることが確認できました。開放でポートレートを撮ったらさぞかし素敵に写ることでしょうが、これは改めてチャレンジしてみたいと思います。

    個人的に中望遠は苦手なのですが、それこそ絞ってスナップ感覚でバシバシ撮ってみても楽しいかもしれません。中望遠ならではの圧縮効果を取り入れつつ風景を切り取ってみたいところです。さらに意外と寄れることが判明したため、被写体に応じて望遠マクロ的な撮り方もしてみようと思います。

    ※余談ですがNIKKOR-P Auto 105mm f2.5は非Aiレンズのため、Nikon D700に装着するにはAi改造する必要があります。無理矢理装着するとマウントの露出計連動レバーがぶっ壊れます。この個体はゴリゴリ削って自己Ai改造して使用しています。