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【Nikon D700+AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II】沼垂まつりを撮ってみた

カメラ

Nikon D700+AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIで沼垂まつりを撮ってみました。感想とともに作例を少しご紹介します。

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Nikon D700+AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

  • すべて未加工
  • フィルター未使用
  • ピクチャーコントロール:スタンダード
  • ホワイトバランス:晴天
  • JPEG撮って出し
  • 手振れ補正:使ったり使わなかったり
  • 絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:2000


    沼垂まつりは1300年以上の歴史ある町「沼垂(ぬったり)」で開催される伝統的な祭りです。特に沼垂白山神社に奉納する献額灯篭(けんがくとうろう)をぶつけ合う/押し合う姿は迫力満点です。

    この写真は献額灯篭の両端に人間を乗せて移動している姿です。献額灯篭は各町内、様々なデザインのものが用意されているためそれもまた見所の一つです。本祭開始は19時前後の薄暗くなってくる時間帯なので実際の明るさはこんなものです。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:2000


    描写は申し分ありません。自然な立体感が感じられて良きです。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:2500


    少しでも迫力が伝わるようにシャッタースピードを下げて撮ってみました。しかしこれがなかなか難しくて「動いているものと動いていないもの」の対比がないとただのブレている写真になってしまいます。今回の場合は「動くもの=人間」「動かないもの=献額灯篭」という具合ですそれにしても露出が暗すぎますね。失敗。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:2500


    提灯は祭りっぽくて良いですね。ピント面はきっちりと解像していますが、ISO感度2500なこともあり背景が若干ざらついています。高感度に強いと言われたNikon D700ですが年代物ですからね。こんなものでしょう。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:4000


    日が暮れてもまだまだ暑い中、数時間にわたり祭りを盛り立ててくれる和楽器部隊。これがないと祭りも始まりません。ということで横笛を吹いている女性です。露出を稼ぎたいが故にシャッタースピードを遅くして撮ってみましたが、まあなんとか止まっているのではないでしょうか。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:3200


    先ほどと同様、少しでも迫力が伝わるようにシャッタースピードを下げて撮ってみました。「動いているものと動いていないもの」の対比をしたかったのですが全部ブレており微妙な写真です。といってシャッタースピードを上げると全部止まってしまうのでそれはそれで面白味がありません。一定方向に動く分には追えるのですが、上下左右に動く場合はとても難しいです。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:3200


    献額灯篭の中心を軸に回転しているタイミングです。これはなんとか追うことができたので「動いているものと動いていないもの」の対比が少し表現できました。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:1250


    神輿くぐりには無病息災やお利益があると言われており、後ろには長蛇の列ができていました。若干暗いので露出をもう少し上げるべきでした。たしかこれは手振れ補正をオンにして撮影した記憶があります。シャッタースピードが1/30ですが止まっていると思います。くぐっている方はちょうど良い具合にブレています。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:3200


    献額灯篭を沼垂白山神社まで奉納に向かっている様子です。大仕事を終えた各町内の皆さん大変お疲れさまでした。後方には長い列ができており、これはこれで圧巻の様子です。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:2500


    奉納後は神社に一礼して終わります。勇ましくもありなんとも素敵な後ろ姿でした。祭りって良いですね。そして伝統を引き継ぐことの大切さを感じた一日でもありました。

    感想

    AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIは2009年に発売された大三元レンズの一つです。Fマウントの最終後継機としてAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRがありますが中古でもちょっとまだ高いです。

    久しぶりの出番でしっかりと撮影してみました。こういった時間帯の祭りでは焦点距離や絞り値的にピッタリで本当に大活躍してもらいました。おかげさまでイメージ通りの撮影ができたと思います。

    改めて思いましたが本当によく写りますね。露出確保のため開放撮影をせざるを得ませんでしたが、開放でもその描写は申し分ありません。古いとはいえさすがナノクリコートのプロ仕様です。

    なんだかんだ2時間くらい振り回していましたが、さすがにレンズ重量が1,540gもあるため結構疲れました。ガチのカメラマンはなかなか体力のいる仕事ですね。

    VR機能はほとんど使いませんでしたが、やはり3.5段の手ブレ補正効果は助かります。むしろなんでもっと使わなかったのかと後悔しています。シャッタースピードを抑えて露出を稼ぐことに加え、動きのある写真を撮りたいのであれば積極的に使うべきでした。

    ところで以前、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIではフォーカスリングが前、ズームリングが後ろなのが不便だと書いた記憶がありますがこれは慣れます。こんなものかと思えば大した問題ではありませんでした。