【Nikon D700+NIKKOR-S.C Auto 50mm f1.4】夜の新潟でスナップ写真|作例5枚
Nikon D700+NIKKOR-S.C Auto 50mm f1.4で夜の新潟のスナップ写真を撮ってきました。感想とともに作例を少しご紹介します。
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Nikon D700+NIKKOR-S.C Auto 50mm f1.4
- すべて未加工
- フィルター未使用
- ピクチャーコントロール:標準
- JPEG撮って出し(一部トリミングあり)
- 焦点距離:50mm
絞り値:f5.6 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:800 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート トリミングあり
新潟にもTHE NORTH FACEの店舗があります。店内や看板の照明が暗闇に浮かび上がっていたので撮ってみました。等間隔になるように思いっきりトリミングをせざるを得ませんでしたが、きっちりと解像しているように感じます。
絞り値:f11 シャッタースピード:3秒 ISO感度:320 露出補正:+0 ホワイトバランス:オート トリミングあり
帰宅ラッシュが過ぎた時間帯なので、車通りが少ないです。絞り値を絞ってできるたけパンフォーカスを狙いました。絞ったおかげで街灯やライトがウニウニになっています。それにしても、めちゃめちゃシャープじゃないですかコレ。
絞り値:f5.6 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1600 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート トリミングあり
とっても小さいスクランブル交差点です。人がいないタイミングで撮ってみました。なんとなく艶っぽく写ってくれました。
絞り値:f5.6 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:800 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
ダイニングバーのワインボトルがライトアップされていたので撮ってみました。ボトルパッケージやドライフラワーがおしゃれな雰囲気です。
絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:4000 露出補正:±0 ホワイトバランス:オート
路地裏の薄暗くて寂しげな雰囲気を撮ってみました。いたずら書きはよくないですが、写真的にはOKだと思います。手前に置かれた自転車がよいアクセントになっていると思います。
感想
夜のスナップ写真では何を撮ったらいいのかわかりませんでしたが、ひとまず『光』を意識して撮影してきました。意識して歩いてみると、街中には様々な光があることに改めて気づかされます。街灯や店舗、車両などの光、その色も暖色系から寒色系まで様々です。普段撮るときは自然光が多いですが、人工光もいいなと感じた瞬間でした。難しいですけど。
さて今回は『Nikon D700+NIKKOR-S.C Auto 50mm f1.4』の組み合わせで撮影してきたわけですが、とりあえずカメラがでかいので目立ちます。と言いますか、そもそも街中で写真を撮ること自体が初めてだったので、ものすごく人目が気になりました。
こんなとき、多少なりともコンパクトなカメラだったら心理的に助かるのかもしれないと感じた次第です。加えて一眼レフカメラでファインダーを覗いて撮るよりも、ミラーレス一眼のようにモニター越しに撮ったほうが、街中では「浮かない」のではないかと思いました。
Nikon D700について
Nikon D700は「写真表現を変革したD3の高画質を、より多くの写真家に解放する。」というコンパクトで2008年に発売されたカメラです。「フレンドリーなフルサイズ機」として話題になり、ハイアマチュア~プロのサブ機として使用されることが多かったようです。
有効画素数1,210万のCMOSセンサーを搭載。当時の価格は本体だけで33万円前後、レンズキットで40万円前後だったようで、庶民には全然フレンドリーではない価格です。ちなみにわたしの個体は、2014年にヤフオクにて9万円くらいで購入したものです。現在でもAmazonで3万円以上するので、なかなか息の長い機種なのかもしれません。
使用感についてですが、もう「最高」です。本体だけで1,000g近い重量が玉に瑕ですが、無骨なフォルムがとっても素敵で所有欲は半端ないです。んでもって「ガシャァン」という、なんとも男前なシャッター音がめちゃめちゃカッコイイので撮ってる感や撮られてる感が半端ないのも特徴のひとつです。
「かめらと。」さんのブログがとても見やすくまとまっています。
Nikon D700で立ち返る。 | かめらとブログ。
センサーにカビの生えたD700を乗り越え、購入時の反省を生かしつつ、タイミングを見てようやく状態のいいNikon D700を入手してから半年程立ちました。コロナ禍の影響もあって、なかなか撮影を楽しむこ
NIKKOR-S.C Auto 50mm f1.4について
NIKKOR 50mmレンズの歴史はなかなか複雑ですが、ひとまず「ケイタケ-古き良きもの再生人-」さんのブログがとても良くまとまっているのでご参照ください。
さて今回使用したのは『NIKKOR-S.C Auto 50mm f1.4』は1973年に発売されたマニュアルフォーカスレンズです。現在が2022年なので、もう49年前の代物。「Auto=自動絞り」「S=Septem=7枚構成」「C=コーティング」という意味です。
わたしの個体はハードオフにて4,400円くらいで購入してきたものです。若干のチリはあるものの、カビやクモリはありません。フォーカスリングが若干スカスカしますが、まあ許容範囲です。なおこちらのレンズは非AIなので、AI改造をしてD700に装着して使用しています。無理矢理つけるとカメラが壊れるのでやめましょう。
それにしてもこのレンズ、いいですね。金属製がゆえの重量感、正面の白文字の雰囲気など、まさにオールドニッコールといった印象で所有欲が満たされます。撮影時のフレアやゴーストは現行品に及ばないにしても、まだまだ現役でやっていける代物です。当時の技術ってすげぇです。
一応レンズのリンクを張っておきますが、楽天やAmazonだと高いです。かと言ってヤフオクでは地雷の可能性がありますし、ハードオフなどの中古店にもあるかどうか微妙です。状態が良さそうなものを見つけたらゲットしておきましょう。