【Nikon D700+SIGMA 24-70mmD f2.8 DG EX ASPHERICAL】ちょっと古い大三元|作例5枚
Nikon D700+SIGMA 24-70mmD f2.8 DG EX ASPHERICALで真冬の新潟を撮影してきました。真冬の新潟といっても、タイミングと場所によっては意外と雪がなかったりします。ひとまず感想とともに作例を少しご紹介します。
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Nikon D700+SIGMA 24-70mmD f2.8 DG EX ASPHERICAL
※画像を圧縮してアップロードしている都合上、撮って出しの画像よりも暗めになっています。
絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:200
ソフトフィルターでも噛ませたかのような極端に甘い、眠たい写真になりました。レンズの性能云々はありますが、正直これはこれでありだと思うので問題なしです。少し絞ればキリリと締まった写真が撮れます。それはそうと、露出はもっと明るくするべきでした。
絞り値:f4.5 シャッタースピード:1/10秒 ISO感度:1600
三脚を据え、下から少し煽りぎみに撮影してみました。色のりが良く、十分解像しているように感じます。無意識にフォーカスを奥に合わせてしまったため手前がボケています。狛犬に合わせるべきでした。
絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:200
開放+最大広角のため、全体的に甘く、周辺減光も見受けれます。これを良しとするか否かは撮影者によるのでしょうが、もちろん私は全然あり派です。ちょうど薄い朝靄がかかり幻想的な雰囲気だったため、これくらい甘くてもOKかなと感じました。周辺減光も印象的な雰囲気を作り出してくれます。
絞り値:f6.3 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:500
霜が降りた朝。凍てつく寒さも演出なので、絶好の撮影日和です。まあ何が言いたいかというとこのレンズ、意外と寄れます。
絞り値:f5.6 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:500
少し絞って太陽光をウニウニにしてみました。光源の強さにもよるかもしれませんが、これくらいならフレアは許容範囲でしょうか。ゴーストは発生していません。なおガッツリ逆光で撮ると見事なフレアやゴーストが発生します。これもまた良しとするか否かは、撮影者のイメージによるのかもしれません。
感想
AFのズームレンズってほとんど持っていませんでしたが、必要に駆られ購入を考えていました。どうせ買うならやっぱり大三元だろうと思い探していたところ、いつものハードオフで偶然このレンズと出会い即決。幸いにもレンズの状態は良く、20,000円もしなかったと思います。もちろん純正の大三元も候補でしたが、まだちょっと高い。ケチな私にはなんとなく手が出ませんでした。
さて、このSIGMA 24-70mmD f2.8 DG EX ASPHERICALですがググってもヒットしません。したがって詳細不明なのですが、同世代と思われるCanon EFマウント用が2000年くらいに発売されているため、おそらく同じくらいなのだろうと勝手に判断しました。
「24-70mmD」とあるように、絞りレバーと絞り環がついたDタイプレンズです。したがってNikon Fマウントでも、カメラによってはDタイプレンズに対応しておらず、AFが利かない機種も存在します。
幸い、Nikon D700はDタイプレンズに対応しているためAFが利きます。「ウィーンウィーン」と逞しい音とともにレンズが前後に動いてフォーカスを合わせてくれますが、お世辞にも速いとは言えません。とはいえ、そんなに慌ただしい場面で使うことがないため、個人的には許容範囲内の速度です。
作例を見ていただけたらわかりますが、開放では激甘、最大広角ではバッチリと周辺減光が生じます。2段くらい絞ればパキッとするので、開放撮影は状況に応じて使い分けることになるでしょう。レンズの特徴を良しとするか否かは撮影者によると思いますが、オールドレンズの感覚に慣れている方であれば、むしろメリットに感じるかもしれません。
そしてこのレンズ、純正ほどではないもののデカくて重いです。街中で使うには躊躇するレベルですし、試しに登山で使ってみましたがめっちゃ邪魔でした。それと明らかに個体数が少ないです。ググってもヒットしない時点でお察しですね。ある意味希少なレンズなのかもしれません。楽天やAmazonにはなかったので、中古店で見つけたら即買いしましょう!笑