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【Nikon D100+Ai AF NIKKOR 35mm f/2D】早朝スナップ

カメラ

Nikon D100+Ai AF NIKKOR 35mm f/2Dで風景写真を撮ってきました。感想とともに作例を少しご紹介します。

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Nikon D100+Ai AF NIKKOR 35mm f/2D

  • すべて未加工
  • フィルター未使用
  • JPEG撮って出し
  • 焦点距離:換算52mm
  • ※なぜかISO感度が記録されておらず不明ですが、おおよそ最低感度200で撮影しました。

    絞り値:f/3.5 シャッタースピード:1/80秒 ホワイトバランス:曇天


    朝焼け時、一組のキャンパーがいました。逆光なこともありちょうど良い露出が難しかったです。光量が強い部分は白飛びしていますが、暗部はギリギリ解像しているかどうかといった具合です。

    さてここに挙げている写真はすべてJPEG撮って出しです。RAWデータがあれば明暗部をレタッチできるのですが、RAW+JPEGの同時保存ができないんですよね~これ。

    絞り値:f/2 シャッタースピード:1/100秒 ホワイトバランス:曇天


    開放撮影且つ日の丸撮影です。もうね、十分すぎる解像度。古かろうが大満足な写りです。

    絞り値:f/2 シャッタースピード:1/100秒 ホワイトバランス:曇天


    中央にピントを合わせ損ねました。滲むようなボケ感もオールドルックな写りでとても良きです。なんていうかな、写り過ぎなくて落ち着きますね。レンズの影響が大きいのかもしれませんが。

    絞り値:f/2 シャッタースピード:1/100秒 ホワイトバランス:曇天


    蓮の花ですがピントが合っているのか怪しいですね。どのみち収差があってなんとも判断しづらいです。

    絞り値:f/2 シャッタースピード:1/160秒 ホワイトバランス:曇天


    これくらい接写できると収差は気になりません。それにしても結構寄れますね。背景も良い具合にボケています。

    絞り値:f/2 シャッタースピード:1/200秒 ホワイトバランス:曇天


    グラデーションが美しく、葉脈もしっかりと解像されており、フレッシュな艶感もしっかりと表現されているように思います。ボカしているせいもありますが葉の立体感も良い具合です。

    感想

    Nikon D100は2002年に発売されたデジタル一眼レフカメラです。「卓越した機動力、表現力へのこだわりを凝縮した小型・軽量ボディ」との謳い文句で登場しました。当時はフィルム一眼レフカメラからデジタル一眼レフカメラへと移行する過渡期、Nikonが満を持して開発・発売したカメラと言えます。

    有効画素数は610万画素、APS-CサイズのCCDセンサー(ソニー製)ですが、ミラーはフルサイズ用というちょっと不思議な仕様です。

    Nikon D100には今で言うところのピクチャーコントロール、それ以前で言うところの仕上がり設定がまだ搭載されておらず、より好みの写真にするにはRAWデータでレタッチするしかありません。ただしこの時代にはRAW+JPEGの同時保存ができなかったため、どちらかを選ばなければなりませんでした。

    より好みに近づけるためのRAWか、お手軽サクサクのJPEGか、そこまで拘りがない私はJPEG一択でした。ところがですね、仕上がり設定こそないものの純粋にそのままの設定で写し出される画はまったくもって素敵なものでした。したがって「全然このままでいいや」ってのが率直な意見です。

    ただしこればかりは好みの問題が大きいと思いますし、それくらい突き詰めて考えられる方はむしろRAWでしっかりと撮影したほうが良いでしょうし、そもそもこのカメラを使う必要もないでしょう。それ以外の方は当時のNikonが写し出す時代感のある描写に酔いしれる、そんな時を過ごすのも良さそうです。

    なお余談ですが、Nikon D100はハードオフ等の中古店で探したほうががおそらく安いです。