【粟ヶ岳】ズブズブ、グサグサな残雪期の日帰り登山|2026年3月29日
粟ヶ岳の登山を検討中の方
『残雪期の粟ヶ岳の登山ってどんな感じだろう。なにか情報があれば教えてほしい。』
この記事は備忘録ですが、少しでも参考になれば幸いです。
本日の内容
- 感想
- スケジュールなど
- 登山ルート
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感想

当初は厳冬期に登る予定でしたが、冬の環境に怖気づいた結果、あっという間に残雪期になってしまいました。登るなら下田か加茂か迷いましたが、個人的に加茂コースのほうが好きなのでこちらを選択しました。
およそ1年ぶりの粟ヶ岳でしたが、うん、やっぱりきついです。よく二王子岳と比較されますが、積雪があろうがなかろうが粟ヶ岳のほうがきついのは間違いないでしょう。ちなみに下田よりも加茂のほうが幾分きついです。
さて残雪期ということで覚悟していましたが、改めてその積雪量の多さに驚かされました。今冬は念願の守門岳に登ってきましたが、それと比較しても甲乙つけがたいくらいの積雪量が粟ヶ岳にもあると言えます。
豪雪地帯が故、春の訪れはまだまだ先。駐車場の一角に山野草を見つけましたが、そこ以外はまだまだ雪の下です。登山口及び2合目以降、部分的に夏道が出ている個所もありますが基本的に残雪です。そしてこの時期はズブズブ、グサグサ。めちゃめちゃ足を取られては踏み抜き、いつも以上に時間と労力を費やしました。
7合目に避難小屋がありここからの眺めが最高です。まだまだ雪に埋まった状態の避難小屋の背には、どっしりと構えた粟ヶ岳がとても良く映えます。この時期の登山者は決して多くないため、時間をかけてのんびりと楽しみ、ゆっくりと小屋泊なんかもいいですね。
さて装備品としてアイゼンを持っていきましたが結局使わずにツボ足でした。ピッケルはなんとなく使いましたがストックのほうが良かったかもしれません。稜線上はクラックというか雪庇の崩壊が進んでいますが、パッと見てわかるため気を付けていればさほど危険個所はないでしょう。
粟ヶ岳は標高のわりにきついですが良き里山です。ただし登るなら初春から初夏、秋から初冬にかけてが良いでしょう。夏はヒルが出ます。マジでこれさえいなければずっと登りたい山ですね。あー、でも夏はどのみち灼熱なので厳しいか。
スケジュールなど
【日にち】2026年3月29日
【天候】晴れ、山頂は微風
【気温】朝方肌寒いが下山時は日差しが暑いくらい
【登山コース/時間】いわゆる加茂コースのピストン/6時間45分/12.4km
【電波状況】おおむね圏内(docomo)
【積雪量】登山口及び2合目以降まだまだ残雪
登山コース

加茂コースのピストン
5:50 粟ヶ岳県民休養地~登山口




冬季間通行止めのため、粟ヶ岳県民休養地の500mくらい手前のスペースに駐車します。道路が広いため路駐しても邪魔になることはないでしょう。登山口までの林道にはまだ残雪です。それよりも花粉が、、、うっ。
6:20 登山口~3合目




登山口には雪崩れてきた残雪が道を塞いでいます。踏み抜きに気を付けながら少し直登して登山道に出ました。2合目までは夏道がしっかり出ていますが、それ以降は再び残雪地帯を進むことになります。春を告げる樹木のマンサクが咲いていました。
7:00 3合目~5合目




3合目以降も残雪を歩いたり夏道を歩いたりの繰り返しです。中途半端な時期が一番歩きづらいですね。このくらいから隠れていた太陽が真正面に顔を覗かせてきました。日差しと照り返しが強くなってくるのでサングラスやフェイスマスク、日焼け止めやリップクリームは必須です。
7:40 5合目~6合目




灌木帯が出たり埋もれたり、梯子を上ったりして進みます。唯一の鎖場はまだ雪の下ですが、親切な方がトラロープを設置してくれました。これを頼りに本来であれば崖部分をキックステップしながら登ります。まあ大したことないので大丈夫です。
8:10 6合目~7合目(避難小屋)



6合目まで来ると「登ったなー」って思いますが、近づいているはずの山頂がまだまだ遠くに感じます。登山あるあるですね。この区間には一部トラバースする箇所があり少し気を遣いました。このあたりからようやく落ち着いて稜線歩きとなるため、必要があればアイゼンないしワカンを着用するとスムーズだと思います。
8:35 7合目(避難小屋)~8合目


粟ヶ岳がドーンをお目見えします。この登山のハイライトです。立派な山容を背景にまだまだ雪に埋もれた避難小屋がよく映えます。1階部分は少し掘れば入れそうでした。遠目で見ても雪庇の崩壊が進んでいますね。それにしても素晴らしい景色だ。
9:15 8合目~粟ヶ岳山頂




8合目を過ぎても意外とまだ長いのが粟ヶ岳の特徴かもしれません。巨大なクラックを横目に、ひとつふたつとピークを越えて山頂に向かいます。ちなみにこの時点で太腿はかなりパンパンになっており、何度も足を取られては躓いていました。当然ですが通常の登山よりもエネルギー消費が激しいのがよくわかります。
10:00 粟ヶ岳山頂~7合目(避難小屋)

この日は一番乗りでした。風はさほど強くなく、日も出ているので暖かいです。とはいえさすがにじっとしていると冷えてくるため、なんとなく写真を撮ったりなんかしてすぐに下山開始です。春霞という言葉がありますが、全体的に霞んでいるとはいえ眺望抜群です。
10:40 7合目(避難小屋)


せっかくなので避難小屋にて小休止です。今回は2階の出入り口に腰を掛けます。山で食べるカップラーメンのおいしさは異常です。
11:20 7合目(避難小屋)~粟ヶ岳県民休養地

疲れすぎてだいぶ休んでしまいました。ここから一気に下っていきます。それにしても暑いな。朝よりも雪がズブズブ、グサグサで歩きづらいです。
12:35 粟ヶ岳県民休養地

粟ヶ岳は見上げても美しい。結局この日は2,3名の方とスライドしただけでした。次回は初夏、、、いや秋くらいかなあ。