登山/写真/旅行/キャンプなどのアウトドアについて発信する個人ブログ

【角田山】此の入沢ルート→宮前ルートの周回|春の山野草、里山登山|2024年3月17日

登山

角田山の登山を検討中の方
『角田山ってどんな感じだろう。なにか情報があれば教えてほしい。』

この記事は備忘録ですが、少しでも参考になれば幸いです。

本日の内容

  • 感想
  • スケジュールなど
  • 登山ルート
  • 角田山について

スポンサードサーチ

感想

角田山
さすが新潟の花の名山だけあって、この季節は大変混雑していました。おそらく年々知名度が上がり、登山者が増えているのでしょう。県外ナンバーも多くツアーバスも来ていました。

今まで山野草にあまり興味がなかったもので、この季節にしっかり登ったのは初めてでした。そんな私が今回選んだルートは「此の入沢ルート→宮前ルート」の周回です。

いずれも非公式ルートのため知名度は若干低いと思いますが、ゆっくりのんびりと撮影しながら登るにはちょうど良かったです。というか、激込み必至の桜尾根ルートを避けたかったのが本音です。

肝心の山野草ですが雪割草(新潟ではミスミソウ)をはじめ、セリバオウレンの群生を満喫できました。3月17日時点でもわりと咲いていましたが、翌週でもまだまだ楽しめそうでした。

角田山は花の名山というだけあり、3月~5月にかけて他にも様々な山野草が楽しめるようです。花の名前がよくわかっていないのでその都度調べながらになりますが、改めて登ってみたいと思いました。

余談ですが朝7時から登り始め、グルッと回って下山したのは11時でした。撮影しながらだったので大幅に遅くなりましたが、サクサク登ればこんなにかかりません。ちなみに朝早すぎると花が開いていなかったりするので、のんびり出発くらいがちょうど良いと思います。

スケジュールなど

【日にち】2024年3月17日(日)
【天候】薄曇り、微風
【気温】5℃(早朝)
【登山ルート】此の入沢ルート→角田山山頂→宮前ルートの周回
【時間】写真撮影による時間超過のため未記載
【電波状況】ところにより圏外(docomo)
【山野草】雪割草、セリバオウレンが見頃
【積雪】山頂付近でごくわずかに残る

※此の入沢ルートと宮前ルートはいずれも非公式ルートです。調べられる情報はしっかりと調べてから向かうことをおすすめします。ひとまず角田浜海水浴場に向かって適当に駐車しましょう。目印はトイレです。

登山ルート


※都合上、横にしています。見づらくてすみません。以下、合流地点がたくさんあるため表現がかなり紛らわしいことになっています。予めご了承ください。

此の入沢ルート登山口林道入口→此の入沢ルート登山口







写真では2台停まっているのが確認できますが、基本的には角田浜海水浴場駐車場に停めることになります。駐車場は広いのでハイシーズンでも満車になることはないでしょう。公衆トイレがあるので安心です。

さて駐車場に停めたら大通りを横断しますが、ぶっ飛ばしている車両が多いので注意してください。林道には怪しげな家屋が2軒並んでいますが気にせずに進みましょう。そのまま少し行くと再び建物が現れますが、そこは右手の林道を沢沿いに進んでいきます。

この時期は林道脇にたくさんの雪割草がお出迎えしてくれます。きっと手入れをされているのでしょうが、色とりどりの雪割草がとても可憐です。写真を撮りながらのためこの時点でかなりの時間を使いました。

此の入沢ルート登山口→桜尾根ルートとの合流地点




此の入沢ルート登山口ですが、うっかりすると通り過ぎてしまいます。実際わたしは通り過ぎてしまい、15分ほどロスしてしまいました。

登山口の目印として、少し開けた場所に赤いビールケースが置いてあります。そこから沢を渡ると、杉林のなかを登山道が続いています。ちょい傾斜はありますがなんてことはありませんし、特段迷うこともないでしょう。

桜尾根ルートとの合流地点→角田山山頂





黙々と登っていくと桜尾根ルートと合流します。右側が桜尾根、左側が角田山山頂へと続いています。此の入沢登山口と桜尾根登山口はほとんど同じ位置にあるのでここを周回しても良いでしょう。ただしこの時期の桜尾根は激込み必至なので、特に下山では使わないほうがいいかもしれません。

山頂付近で灯台ルートと合流したらあっという間に角田山山頂です。山頂にはまだ若干の残雪があり、この日は風もあったためじっとしていると冷えます。ベンチで小休止後、すぐに下山を開始します。

角田山山頂→湯之越ルートと宮前ルート/妙光寺(古墳)との分岐点



山頂ではまず湯之越ルートに向かって木道を進み、下ると間もなく分岐があります。右側が湯之越ルート、左側が宮前ルート/妙光寺(古墳)ルートとなります。誤って湯之越ルートに進んでしまうと真裏に出てしまうので間違えないようにしましょう。

湯之越ルートと宮前ルート/妙光寺(古墳)との分岐点→宮前ルート/妙光寺(古墳)ルートとの分岐点



分岐を左側に進むと、やや細尾根の急斜面を下ることになります。ロープもあるので下るぶんには大したことありませんが、濡れているとかなり滑りそうです。特にやることもないので淡々と下っていきます。

宮前ルート/妙光寺(古墳)ルートとの分岐点→宮前ルート登山口


角田山
角田山
角田山
右側が宮前ルート、左側が妙光寺(古墳)ルートです。別にどちらから下りても距離的には変わりませんが、セリバオウレンの群生を見たかったので宮前ルートから下山します。

宮前ルート登山口→角田浜海水浴場駐車場



雪割草とセリバオウレンを満喫したところで無事に下山です。ここから角田浜駐車場まで1kmちょっとロードで戻ります。道が広いので大丈夫だとは思いますが、ぶっ飛ばしている車両が多いので注意してください。

角田浜海水浴場駐車場

お昼前でしたが駐車場には結構停まっていました。おわり。

角田山について

角田山
西蒲三山の北端にある角田山は、佐渡弥彦米山国定公園に指定され、田中澄江著書の「新・花の百名山」にも選ばれている植生豊かな里山です。

今回改めて思いましたが角田山はルートバリエーションが豊富です。公式ルートが7本、非公式ルートが10本もあります。全国を探してもこんなにバリエーション豊富な山は珍しいのではないでしょうか。「登山ルートが多い百名山」があれば間違いなくランクインするでしょう。余談ですが、妙光寺(古墳)ルートにもう一本追加されたような地図もありました。

いずれのルートも途中で他ルートと合流して山頂に続くのがほとんどですが、それにしたって多いですね。なお非公式ルートは基本的に標識がないので下調べは必須かと思います。全ルートの詳細は「新潟の山らて」さんのブログに詳しく書かれているのでご参照いただきたいと思います。

角田山は一年を通して県内外から登山者が訪れます。特にこの時期は雪割草(ミスミソウ)目当てに登山者が殺到します。もう少しするとカタクリ、夏場にはキツネノカミソリなどの山野草が楽しめます。登るごとに様々な表情が楽しめる角田山は新潟を代表する里山と言えます。