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【角田山】湯之腰ルート→稲島ルートの周回|春の山野草、里山登山|2024年4月20日

登山

角田山の登山を検討中の方
『角田山ってどんな感じだろう。なにか情報があれば教えてほしい。』

この記事は備忘録ですが、少しでも参考になれば幸いです。

本日の内容

  • 感想
  • スケジュールなど
  • 登山ルート
  • 角田山について

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感想


ここ最近立て続けに角田山に登っています。今回選んだルートは「湯之腰ルート→稲島ルート」の周回です。いずれも公式ルートですが湯之腰ルートは少しマイナーでしょうか。駐車場も狭く私が知る限り10台くらいしか停められず、おのずと登山者も少なかったです。一方、稲島ルートはサクッと登れて越後平野や日の出を眺められるスポットもあり人気のルートです。駐車場が広いため満車になることはないでしょう。

とりあえず共通して言えるのは短いながらも意外と急登続きということです。482mの低山といえど息切れせずに登ることはできないと言えます。まあでもそんなことより、この時期は多くの山野草を見ることができます。さすが「新潟の花の名山」と言われるだけあります。花に興味がない人でも楽しめます。

今回は9時半から登り始めて13時前には下山しました。今回も撮影しながらだったので遅くなりましたが、サクサク登ればこんなにかかりません。ロードが20分くらいかかりますが、柿木畑を眺めながらのんびり歩くので気持ち良かったです。

スケジュールなど

【日にち】2024年4月20日(土)
【天候】晴れ
【気温】15℃(午後)
【登山ルート】湯之腰ルート→角田山山頂→稲島ルートの周回
【時間】写真撮影による時間超過のため未記載
【電波状況】ところにより圏外(docomo)
【山野草】イチリンソウ、ニリンソウ、ハコベ、トキワイカリソウなど

登山ルート


※都合上、横にしています。見づらくてすみません。以下、合流地点がたくさんあるため表現がかなり紛らわしいことになっています。予めご了承ください。

林道入口→湯之腰ルート登山口


県道562号線(角田山麓公園線)の途中、登山口へと続く林道が現れます。初見ではちょっとわかりづらいかいもしれないので、グーグルマップを駆使して向かったほうが無難でしょう。

湯之腰ルート登山口→五合目







臆せずに林道をどんどん登っていくと登山口に突き当たります。駐車スペースはありますが軽自動車なら3台、普通車なら2台が限度、林道脇に縦列駐車も数台可能でしょう。手前にもいくつか駐車スペースが点在しますが、そこも埋まっていたら林道入り口付近まで戻らなければなりません。

登山道は小川の脇を進んでいきます。踏み跡はしっかりしているので迷うことはありません。開始早々イチリンソウやニリンソウ、ハコベなどが出迎えてくれます。

二合目から階段が増えてきます。低山あるあるですが短いながらもやや急登です。とりあえず五合目まで頑張れば小休止できるベンチがあります。

五合目→角田山山頂





五合目以降もひたすら階段の急登が続くので息が上がります。七合目あたりからようやく海側の眺望が拝めます。そんなこんなしていると山頂手前で宮前ルートと合流し、あっという間に山頂に到着です。

角田山山頂→稲島ルート登山口



小休止したら稲島ルートに向かって木道を進みます。たんたんと下りていくと角田山観音堂に出て視界が開けます。ご来光や越後平野を見渡せる大人気のスポットです。休憩するならここが良かったですね、広いし。

角田山観音堂→稲島ルート登山口






角田山への最短ルートですが、急登続きなので急いで登ると結構大変かもしれません。人気なルートだけあり続々と登山客が登ってきます。こちらもイチリンソウやトキワイカリソウに加えてシラネアオイも確認でき、気持ちの良い新緑に囲まれて最高な気分です。途中で余裕があれば「稲島の椿谷自然林」に外れてみても良いでしょう。ニリンソウの群生地となっています。

稲島ルート登山口→湯之腰ルート登山口




ということであっという間に稲島ルート登山口に下山しました。ギリギリ八重桜が咲いていました。こちらの駐車場はかなり広いので満車の心配はありませんが結構な台数が停まっていました。

さてここから湯之腰ルート登山口まで20分ほどのロードですが、これまた初見だと少しわかりづらいのでグーグルマップに頼ると良いでしょう。大規模な柿木畑に囲まれたロードを戻りますがなかなか気持ち良いです。10月頃には一面柿の実のオレンジ色で埋め尽くされて見応えがあるようです。

湯之腰ルート登山口


グーグルマップだともしかしたら最後まで案内してくれないかもしれません。とりあえず写真のような場所にたどり着いたら砂利道に向かい、その先はT字路を右折して少し進むと登山口です。

角田山について


西蒲三山の北端にある角田山は、佐渡弥彦米山国定公園に指定され、田中澄江著書の「新・花の百名山」にも選ばれている植生豊かな里山です。

角田山はルートバリエーションが豊富です。公式ルートが7本、非公式ルートが10本もあります。全国を探してもこんなにバリエーション豊富な山は珍しいのではないでしょうか。「登山ルートが多い百名山」があれば間違いなくランクインするでしょう。余談ですが、妙光寺(古墳)ルートにもう一本追加されたような地図もありました。

いずれのルートも途中で他ルートと合流して山頂に続くのがほとんどですが、それにしたって多いですね。なお非公式ルートは基本的に標識がないので下調べは必須かと思います。全ルートの詳細は「新潟の山らて」さんのブログに詳しく書かれているのでご参照いただきたいと思います。

角田山は一年を通して県内外から登山者が訪れます。春には雪割草(ミスミソウ)やカタクリ、夏にはキツネノカミソリなどの山野草が楽しめます。登るごとに様々な表情が楽しめる角田山は新潟を代表する里山と言えます。