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【角田山】雷岩ルート→小浜ルートの周回|春の山野草、里山登山|2024年4月3日

登山

角田山の登山を検討中の方
『角田山ってどんな感じだろう。なにか情報があれば教えてほしい。』

この記事は備忘録ですが、少しでも参考になれば幸いです。

本日の内容

  • 感想
  • スケジュールなど
  • 登山ルート
  • 角田山について

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感想

角田山
ここ最近、立て続けに角田山に登っています。今回選んだルートは「雷岩ルート→三望平園地(山頂断念)→小浜ルート」の周回です。いずれも非公式ルートで標識がないため情報収集は確実に行いましょう。

今回はカタクリとキクザキイチゲが絶頂期でした。特にカタクリの薄紫色をした絨毯が一面に広がっており、揃いも揃って花弁が反り上がっていました。カタクリ目当てならば雷岩ルートのほうがおすすめです。

なお雷岩ルートは踏み跡がわかりづらい上、全体的に若干ヤブっており、さらにイバラも多いので短パンだと傷だらけ必至です。

今回は14時から登り始め、山頂手前(三望平園地)で小雨が降ってきたので引き返し、なんだかんだ16時半には下山しました。今回も撮影しながらだったので大幅に遅くなりましたが、サクサク登ればこんなにかかりません。

スケジュールなど

【日にち】2024年4月3日(水)
【天候】曇りのち小雨、微風
【気温】12℃(午後)
【登山ルート】雷岩ルート→三望平園地(山頂断念)→小浜ルートの周回
【時間】写真撮影による時間超過のため未記載
【電波状況】ところにより圏外(docomo)
【山野草】カタクリとキクザキイチゲが絶頂期

※シーサイドラインの曲がり口に駐車場があります。15台程度しか停められないでしょうが、満車になることはまずないと思われます。

登山ルート


※都合上、横にしています。見づらくてすみません。以下、合流地点がたくさんあるため表現がかなり紛らわしいことになっています。予めご了承ください。

雷岩ルート登山口→ロープ場






雷岩ルートと小浜ルートの登山口はほぼ同じなので駐車場も同じです。雷岩ルート側と小浜ルート側にそれぞれ駐車スペースがあり、合わせて15台くらいしか停められないと思いますが、満車になることはまずないと思うので問題ないでしょう。さいあく灯台ルートに停めれば全然歩ける距離です。

雷岩ルートは踏み跡がわかりづらいと思いますが、ひとまず写真の赤線のように登っていきます。ゴツゴツした岩場をそのまま進んでいくとロープが現れます。雷岩ルートは基本的に急登続きですが、短いので頑張りましょう。

ロープ場→小浜ルート/雷岩ルートとの合流地点





ロープを登り終えるとスイセンの間になんとなく踏み跡が続いています。これまたわかりづらいですが、それらを目印に進んでいきます。

若干足場の悪い急登をグングン登っていくと、一面に広がる見事なカタクリの群生が現れます。部分的にキクザキイチゲの群生も見受けられますが、ほとんどカタクリです。

小浜ルート/雷岩ルートとの合流地点→灯台ルートとの合流地点





樹木に巻かれたピンクテープが目印となりますがここで小浜ルートと合流します。点線が小浜ルート、実線が進行方向です。ここまで来ると踏み跡がしっかりしているので迷うことはありません。

やや急登ですが、そんなの気にならないくらい見事なカタクリの群生に心が洗われます。そんな最中、登山道脇に数万株に一株とも言われる白いカタクリを見つけました。ユリのように濃くて艶っぽい花弁に目を奪われます。

カタクリの群生は三角点を過ぎた辺りまで続きます。ここからもう一登りすると灯台ルートとの合流地点となりますが、若干笹藪と化しているため時期によってはさらにわかりづらいと思われます。

灯台ルートとの合流地点→五ヶ峠ルート/浦浜ルートとの合流地点


点線は灯台ルート、実線が進行方向です。少し進むと五ヶ峠ルート/浦浜ルートと合流します。

五ヵ峠ルート/浦浜ルートとの合流地点→三望平園地


五ヶ峠ルート/浦浜ルートと合流したら三望平園地を通って山頂へと向かいますが、この辺りで小雨が降ってきました。

三望平園地→五ヶ峠ルート/浦浜ルートと灯台ルートとの分岐点


ということで山頂まで行かずに三望平園地で引き返すことにしました。とりあえず五ヶ峠ルート/浦浜ルートと灯台ルートとの分岐点まで戻ります。

五ヶ峠ルート/浦浜ルートと灯台ルートとの分岐点→灯台ルートと小浜ルート/雷岩ルートとの分岐点


五ヶ峠ルート/浦浜ルートと灯台ルートとの分岐点を経由して灯台ルートと小浜ルート/雷岩ルートとの分岐点まで戻ります。

灯台ルートと小浜ルート/雷岩ルートとの分岐点→小浜ルート/雷岩ルートとの分岐点


灯台ルートと小浜ルート/雷岩ルートとの分岐点は先ほどの説明の通り若干笹藪と化しており、公式登山道から出ないでくださいとの注意書きまでありますが実線に沿って進みます。

小浜ルート/雷岩ルートとの分岐点→小浜ルート登山口







小浜ルートと雷岩ルートとの分岐点はうっかりすると見過ごしてしまいます。一応枯れ木で通せんぼしていたり、ピンクテープが巻いてあったりしますが見落とさないようにしましょう。とはいえ登山口はほとんど同じなので、間違ったところで大したことありません。

雷岩ルートほどではありませんが小浜ルートもそれなりの急登です。今回は下りでしたが、登りはそれなりに大変だと思います。眼前には灯台ルートがよく見えます。なおカタクリは圧倒的に雷岩ルートがおすすめです。

淡々と下ってくると登山口手前に分かれ道があります。写真は振り返って撮ったものですが、点線は灯台ルートへと続く登山道とのことです。実線に沿って進むとあっという間にゴールです。

小浜ルート登山口


てことで小浜ルート登山口に到着です。余談ですが、途中で足をひと捻りしてしまいました。普段はハイカットの登山靴ですが、今回は甘んじてトレランシューズだったことが災いしました。

角田山について

角田山
西蒲三山の北端にある角田山は、佐渡弥彦米山国定公園に指定され、田中澄江著書の「新・花の百名山」にも選ばれている植生豊かな里山です。

角田山はルートバリエーションが豊富です。公式ルートが7本、非公式ルートが10本もあります。全国を探してもこんなにバリエーション豊富な山は珍しいのではないでしょうか。「登山ルートが多い百名山」があれば間違いなくランクインするでしょう。余談ですが、妙光寺(古墳)ルートにもう一本追加されたような地図もありました。

いずれのルートも途中で他ルートと合流して山頂に続くのがほとんどですが、それにしたって多いですね。なお非公式ルートは基本的に標識がないので下調べは必須かと思います。全ルートの詳細は「新潟の山らて」さんのブログに詳しく書かれているのでご参照いただきたいと思います。

角田山は一年を通して県内外から登山者が訪れます。春には雪割草(ミスミソウ)やカタクリ、夏にはキツネノカミソリなどの山野草が楽しめます。登るごとに様々な表情が楽しめる角田山は新潟を代表する里山と言えます。