夏は佐渡島へ|リトリート佐渡風島でグランピングという選択肢も悪くない
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はじめに
毎夏恒例の佐渡島旅行に行ってきました。例年は民宿や旅館、キャンプが主でしたが、今年はリトリート佐渡風島でグランピングをして過ごしてきました。今回はリトリート佐渡風島の外装や内装等、宿泊時の注意点、宿泊した感想をつらつらと書いていきます。
リトリート佐渡風島の外装と内装、周辺環境について
コンテナハウスを改装したホテルといった感じで客室は4棟のみです。ここのウリはなんといっても目の前に広がる日本海のオーシャンビューでしょう。わずか徒歩1分で海に入れるのも大変魅力的です。
田舎なので車通りが少なく、基本的に波の音と虫の声しか聞こえない静寂な環境です。夜には漁船の灯りが若干気になりつつも満天の星空を拝むことができます。よく目を凝らしてみると天の川を肉眼で観察することもできます。
外装について
コンテナハウスに屋根付きのウッドデッキが併設されているため、多少の雨風なら凌ぐことができますし強い日差しからも遮ってくれます。お隣との距離が気になるところですが、目隠しに板を張ってあるので案外気になりませんでした。
ただし建物を中心に右側と左側にそれぞれ駐車場とトイレ・シャワールームが位置しているため、部屋の目の前の通路は宿泊者同士の往来があります。まあでもこればかりはお互い様なので、しっかりと挨拶をして気持ち良く過ごすように心掛けましょう。
内装について
部屋の広さは8畳くらいでしょうか。奥にセミダブルくらいのベッドが2つ、手前には大きなソファベッドがあります。大人4人でも泊まれそうですが、よっぽど仲が良くないとちょっと苦しいくらいの距離感になりそうです。したがって大人ならせいぜい3人、大人と子供なら4人くらいが快適に過ごせる空間だと思います。
意外と遮音性もあって締め切っていると波の音も車の走行音も聞こえなかったように思います。お隣さんがウッドデッキで盛り上がっているとさすがに聞こえますが、まあ夜中でなければそんなに気にすることはないでしょう。
基本的に清潔感があって綺麗な方だと思いますが、ソファの下や四隅には掃除しきれていない埃や髪の毛が目に付きます。潔癖な人は見ないようにしましょう。もちろんシーツやタオルは綺麗なので安心してください。
内装について(家電)
家電はエアコン、冷蔵庫、電子レンジ、ホットサンドメーカー、温冷水サーバー、電子ポット、電気グリルが完備されているため全く困ることはありません。ヘタな独り暮らしより家電が揃っているように思います。
内装について(備品)
これがまた痒い所に手が届くというか、「あったらいいな」と思う気の利いた備品がおおむね揃っています。したがって、さいあく手ぶらでもほとんど困ることはないように思いました。
まずは一般的なところでWi-Fi、ティッシュ、ウエットティッシュ、鏡、延長コード、ケーブル類、Bluetoothスピーカー、懐中電灯、クロックス、ハンガー、電子蚊取り線香、ハエたたき、殺虫剤、アメニティグッズ、傘、三脚、乾電池、ファーストエイドキットです。Bluetoothスピーカーは粋な計らいだなって思いました。夏っぽい音楽を流すなど多用しました。電子蚊取り線香やファーストエイドキットもありがたいですね。掃除のためにホウキがあると尚ありがたかったです。
飲食類ではドリップコーヒー、ティーパック、砂糖、クリープ、まな板、包丁、キッチンバサミ、栓抜き・缶切り、ピーラー、使い捨てカトラリー、トング、ペッパーミル、ソルトミル、焼肉のたれ、醤油、ミネラルウォーター(2ℓ×2本)、ウォータータンク(満タン)、洗剤、折り畳みバケツです。まさかこんなに揃っているとは思いませんでした。これだけ揃っていればほとんど困りませんね。
※念のため一般的な蚊取り線香も持参した方が良いかもしれません。私たちは持参して煙の結界を張って過ごしました。結局刺されることはありませんでしたが、お隣がいる中で殺虫剤を噴射しまくるわけにもいかないので(かなり迷惑なのでお互い気をつけましょう)、無難な蚊取り線香が役に立ちます。
周辺環境について
5時前には海越しに朝日が昇ってくるため清々しい朝を迎えることができます。また建物の後ろがすぐ山になっているため16時半頃にはすっかり西日を遮ってくれます。海風があるので若干湿った空気感はありますが平地よりははるかに涼しく感じます。
なお利用前にグーグルマップを確認してほしいのですが、建物周辺にはスーパーやコンビニはおろか自動販売機すらありません。したがって両津港周辺であらかじめ買い物を済ませてから向かう必要があります。そういう意味ではやはり車やバイクが必須になってくると思われます。バスも走っていないわけではありませんが、本数がないので現実的ではないでしょう。
目の前の海は砂利浜なので透明度が高めです。私たちが行ったときは凪だったので波はほとんどありませんでしたが、こればかりは風次第なので何とも言えません。ほんの少し沖に向かうと水深が一気に深くなるので要注意です。海水浴というよりも浅瀬で磯遊び、ゆったりとシュノーケリングを楽しむ感じが良いかもしれません。余談ですが磯なので海藻多めで若干磯臭さがあります。
ちなみに私たちは両津港近くの住吉海岸まで戻って海水浴を楽しみました。トイレやシャワールームこそありませんが、堤防に囲まれているため波がなく、砂浜で透明度も高く、わりと遠浅なのでおすすめです。シュノーケリングで小魚をたくさん鑑賞することもできます。
周辺環境について(トイレ、シャワールーム)
トイレとシャワールーム及び水回りは建物から50mほど離れているので不便に感じる方もいると思いますが、まあ慣れてしまえばどうということはありません。建物自体は綺麗ですがあくまでも自然の中にあるので蜘蛛の巣や虫の死骸が散乱しており、正直もう少し処理にしてくれてもいいのになと思います。
シャワールームには宿泊者専用の鍵で出入りします。室内は全3室(男女共用2室、女性専用1室)、シャンプーやボディソープ、洗顔フォームが多種揃っているため、こだわりがなければ全く支障はありません。定時で室内清掃をされているようですが、先の利用者が雑だと結構濡れていたり髪の毛が落ちていたりするので、この辺りはお互い気持ち良く使えるように気を遣うべきでしょう。ドライヤーも設置されていますが時期によっては乾かすだけで暑くて汗をかきます。
宿泊時の注意点
注意点というほどではないかもしれませんがざっと列挙します。なお改めて申し上げますが、ホテルのようなサービスや環境を求めすぎている人にはおすすめできません。あくまでもグランピング施設ですし、自然の環境に耐えられない人には不向きと言えます。
感想
なんだか色々と書きましたが満足度は非常に高かったですし、改めてリトリート佐渡風島にして正解だったと思います。旅館や民宿、ホテル以外の選択肢として一考してみても良いでしょう。諸々の環境さえ許容できるのであれば最高のロケーションで過ごすことができます。楽天トラベルでの評価が星1つなので一瞬ビビりますが全然そんなことないと思います。カップルや家族連れが十分に楽しめる空間が待っていることでしょう。
余談ですが佐渡島でレンタカーを借りるのであればさどまる倶楽部に登録しておいても良さそうです。レンタカー会社や車種等によりますが10%くらい安く借りることができます。ケチ臭いかもしれませんが、その浮いた分のお金で他に楽しむってのもありではないでしょうか。ひと手間かかりますがご参考までに。もちろん私も登録してあります。