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【八海山】屏風道コースから新開道コースへ周回日帰り登山|2026年7月11日

登山

八海山の登山を検討中の方
『八海山の登山ってどんな感じだろう。なにか情報があれば知りたい。』

この記事は備忘録ですが、少しでも参考になれば幸いです。

本日の内容

  • 感想
  • スケジュールなど
  • 登山ルート

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感想


6年ぶり3回目の八海山へ行ってきました。前回からもう6年も経つのかと思うとゾッとします。過去2回はいずれも紅葉シーズンに訪れたので夏場は初めての山行となります。今回も屏風道コースから八ッ峰縦走路、入道岳を経由して新開道コースに下る周回です。

ちなみにこの日は台風やら梅雨やらで天候不良は想定内でした。本当は小蓮華山へ行きたかったのですが、遠征して展望イマイチではちょっと辛かったため、ならば目の前のスリルを味わおうではないかってことで八海山に決めた次第です。なおこの日の小蓮華山は天候に恵まれていたようです。

さて肝心の山行ですが、雨こそ降らなかったものの梅雨独特の蒸し暑さにより若干バテてしまい、なかなかペースが上がりませんでした。とはいえ稜線が近づくにつれだいぶ涼しくなり湿度も気にならなくなりました。

屏風道コースは急登の鎖場続きなので、普段使わない上半身をフル活用します。んー楽しい。これを求めていました。道中見える景色は紅葉シーズンとはまるで異なり緑一色、草木が鬱蒼と生い茂っています。まあ正直、景色だけで言えば圧倒的に紅葉シーズンが良いですね。

八ッ峰縦走路はこちらも相変わらずの鎖場続きです。アップダウンはさほどないためキツさはありません。若干崩れやすい岩稜部もありますが、鎖がしっかりと整備されているため安心して縦走できます。関係者の皆様に感謝です。

下山で使用した新開道コースは、正直言ってお世辞にも良い登山道とは言えません。前回の記憶をたどっても、こんなに酷かったかなあって感じです。特に上部の岩稜地帯は急斜面なのに鎖やロープが不足していたり、梯子が壊れかけていたり、足元が崩れかけていたり、ヤブって足元が見えづらかったり等々。

手入れが難しい箇所なのは容易に想像がつきますが、放っておくとあっという間に廃道になりそうな雰囲気です。とはいえ途中から樹林帯やブナ林となり、気持ちの良い登山道へと移り変わっていきます。

最後に個人的な感想ですが、八海山はやっぱり紅葉シーズンが最高だなって思いました。この時期は比較的空いていて良いっちゃ良いのですが、やはり岩稜帯と紅葉のコラボレーションがないとねえ。でも鎖が好きなら行くべし!

スケジュールなど

【日にち】2026年7月11日(土)
【天候】晴れのち曇り、ほぼ無風
【気温】25℃前後(湿度高い)、稜線は涼しい
【登山ルート/時間】屏風道コースから入道岳経由、新開道コース周回/6時間/16.3km
【電波状況】おおむね圏内(docomo)
【虫】ブヨ注意

登山ルート


屏風道登山口→ 屏風道 → 八ッ峰縦走路 → 入道岳 → 新開道 → 屏風道登山口
※参考タイムが12時間とありますが、ゆっくり行ってもさすがにこんなにかからないと思います。

4:50 屏風道登山口(二合目)~三合目




暗いうちから登り始める勇気がなかったので明るくなってからのスタートです。早朝の気温は23度前後ですが、明らかに湿度が高くジメッとしていました。駐車場には15台ほど停められますが当日は1台のみ。おそらく前日の檜小屋泊の方でしょう。これが紅葉シーズンだと一瞬で満車です。なお駐車場はグーグルマップで「屏風道登山口」とか「屏風道駐車場」で検索するとヒットします。トイレはありません。

駐車場を出るとすぐに綺麗な屏風沢を渡渉します。冷たくて気持ち良いです。生水はさすがに飲まないほうがよろしいかと思いますが、私は下山後に水浴びをしました。登山道はひたすら杉林を進みます。風が通らず、というか風がなく蒸し暑さを感じます。

5:15 三合目~四合目



三合目には巨大な岩石の麓に稲荷大明神と小祠があります。そこを過ぎやや大きめな沢(生金沢)に出ると、視界が開けて山頂方面がよく見えます。対岸へ渡り四合目まで少し登り始めます。ここまではおおよそ平坦な道でほとんど高度を稼げていません。

5:35 四合目~五合目



四合目を右折すると間もなく屏風沢の水場です。若干ヤブっていますが近づくことはできます。壊れかけの清滝小屋内に清滝不動尊が祭られています。沢から見上げると清滝が見えます。

四合目を過ぎるといよいよ鎖場が始まります。全区間においてトータルで何本あったのかわかりませんが、鎖場はいつ来てもゾクゾクワクワクしますね。鎖にはおそらく年代によって様々なサイズや形状があるので、興味があればそういった部分も楽しみながら進むと良いでしょう。八海山では手袋必須です。

余談ですが昔は四合目付近に生金沢コースがあったそうです。現在でも冬季限定で使われているような情報がありました。ただしここを詰められるのは限られたエキスパートだけだと思います。たぶん。

6:00 五合目~摩利支天(六合目)




この時点ではまだ薄曇りで山頂方向が目視できます。ところで鎖場なので当然ながら急登だらけです。したがって結構足にきます。標高やコースタイムに比して、トレーニング的にもなかなかハードな部類に入ると思います。

6:50 摩利支天(六合目)~千本檜小屋(九合目)






強面の摩利支天像越しに八ッ峰が目視できます。なんだかまだまだ遠く感じますが実際まだ遠いです。この付近から千本檜小屋にかけて登山道が若干ヤブっていたり、足場の悪い所を少しトラバースしたり、引き続き傾斜のキツい鎖場が続いたりします。加えてそろそろ雲行きが怪しくなってきましたが、千本檜小屋手前で一瞬だけ太陽が顔を覗かせてくれました。気温的にも快適で、湿度も気にならなくなりました。

7:35 千本檜小屋(九合目)


ということで6年ぶり3回目の千本檜小屋に到着です。ガスで何も見えないのは想定内でしたが、本音を言えばせっかくなので展望が欲しかったところ。記念に八海山バッジを購入し小休止とします。前日の宿泊者が4名いらっしゃいましたが、皆さんとは八ッ峰縦走路ですれ違うことになります。全員年長者でしたが鎖場を難なくこなす猛者たちってことですね。

7:55 千本檜小屋(九合目)~大日岳(八海山山頂)





さてここからが本命の八ッ峰縦走となります。屏風道以上に下手したら一発アウトな区間なので、ウキウキ気分は程々に鎖場では集中して進みます。若干崩れやすい岩稜部もありますが、縦走路はしっかりと整備されているため鎖さえ離さなければまず大丈夫でしょう。とはいえ油断は禁物です。久しぶりの本格的な鎖場に若干尻込みします。

しっかりと写真を撮っていませんでしたが、わりとテンポよく地蔵岳、不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳、摩利支天、剣ヶ峰、大日岳へと進んでいきます。展望こそないものの適温で風もほとんどなく、大量のトンボのおかげで虫もおらず快適と言えます。鎖場のスリルを味わい尽くします。

8:35 大日岳(八海山山頂)~入道岳





大日岳が八海山の山頂となります。ここから一旦入道岳まで足を延ばし、少し引き返してから新開道コースで下山する予定です。大日岳からのおよそ20mの懸垂下降にはやっぱり肝を冷やされました。でもこれが楽しい!

入道岳まではおおよそ快適な稜線歩きとなります。さほどアップダウンはないのでついでに寄っておきましょう。わりと広い山頂なので休憩するにもちょうど良いです。北東側の急峻な岸壁にはまだ多量の残雪がありました。おかげで涼しい。

9:00 入道岳



意外と30分くらいかかりましたが入道岳に到着です。ここで再び小休止とします。なおガスでよく見えませんでしたが、五竜岳方面の登山道も刈り払われていたように見えました。時間があったので行ってみればよかったです。

9:25 入道岳~八ッ峰・新開道分岐

さてさて、あとは分岐から新開道コースで下山するだけとなりました。

9:40 八ッ峰・新開道分岐~カッパ倉(七合目)



ひとまず八ッ峰縦走路と新開道コースの分岐まで来ました。この時点で新開道コースの案内はありませんが、とりあえず左側の斜面に下っていきます。5分ほど下ると八ッ峰縦走路迂回路と新開道コースの案内が出てくるので、新開道コースのほうへ進んでいきます。

ちなみに稜線の分岐以降、個人的には八ッ峰縦走路よりも気を遣いました。というのも急斜面で濡れており、壊れかけの梯子に鎖やロープ不足、今にも崩れそうな足元に加えヤブっていました。鎖やロープが足りないところは草木を頼りに進まざるを得ませんでした。

写真は撮っていませんがここだけ見るとあっという間に廃道になりそうな雰囲気です。お世辞にも良い登山道とは言えません。とはいえここを整備するにはかなり大変な作業ってことは容易に想像がつきます。自分がやるわけじゃないの文句言うなって話ですよね。

10:25 カッパ倉(七合目)~稲荷社(四合目)



一枚目はカッパ倉(カッパン倉)から振り返ってみた景色です。眺望はまあご覧の通りって感じですね。仕方がない。上部の岩稜帯区間に比べるとはるかに穏やかで荒れた登山道も落ち着いてきて、気持ちの良い樹林帯やブナ林へと山容が変化していきます。

10:45 稲荷社(四合目)~屏風道登山口(二合目)


稲荷社付近には水場マークがありますが未確認です。ここまで来るともう少しですが、この付近からクマのものと思われる糞が多量に見受けられるようになりました。全力で大声を出したりホイッスルを吹いたりして逃げるように下山しました。

11:10 屏風道登山口(二合目)


ということで最後はクマの恐怖に煽られながらも無事に下山しました。車は私の分を含めて3台しかありません。天候の兼ね合いもありますが、やはりここのハイシーズンは紅葉時期なんだよなあ。すぐそこの沢で水浴びをして帰路につきます。冷たくて気持ちよかった。