【初心者向け】写真のイメージを形にする4つのポイント
写活デビューした人
『写真のイメージってどうやって形にしたらいいのかな。』
そんな質問にお答えします。
結論からいうと『明るさ(露出補正)』『色(ホワイトバランス)』『コントラスト(明暗差)』『彩度(色の濃さ)』を調整することで、自分が思い描いているイメージを形にすることができます。
ここでは本や経験から学んだことを整理してお伝えしていこうと思います。私もアウトプットすることで勉強になります。一緒に成長して、写真生活を楽しみましょう。
本日の内容
- はじめに
- 明るさ(露出補正)
- 色(ホワイトバランス)
- コントラスト(明暗差)
- 彩度(色の濃さ)
- おわりに
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はじめに
前回のブログで『撮りたいイメージ』というお話をしました。今回はそのイメージを形にするための方法について触れていきます。ポイントは『明るさ(露出補正)』『色(彩度)』『コントラスト(明暗差)』『彩度(色の濃さ)』の4つです。これらを合わせることで、撮りたいイメージを表現していきます。
【初心者向け】写真が上手くなる3つのポイント|matsukenblog
写真が上手くなるためのポイントは➀撮りたいイメージを明確にする、➁写真の中に余計なものを入れない、➂イメージ通りになるまでひたすら撮るの3つです。どうしても構図などの技術に走りがちですが、それでは自分が相手に伝えたいことが伝わりません。最初は難しいと思いますが、まずは一枚。自分で納得がいくものを撮ってみましょう。
明るさ(露出補正)
マニュアル撮影モード以外では、カメラが自動的に明るさを感知して調整してしまいます。したがってイメージしている明るさがある場合は、露出補正ボタンでもっと明るくするのか、もっと暗くするのかコントロールしてみましょう。明るさを変えるだけで、写真のイメージがかなり変わってきます。
たとえば逆光で撮るとき、背景が明るくなるのに対して被写体は暗く写ってしまいます。こんなときに露出補正を使います。およそ『+2~+3』にすると、被写体を明るく撮ることができます。そう言われてもピンとこないと思いますが、まずは同じ写真を明るさ違いで数枚撮ってみましょう。全然違いますよ。
色(ホワイトバランス)
ホワイトバランスは『WB』という表記で書かれていると思います。ホワイトバランスはメーカーによって表記が異なりますが『晴天、曇天、日陰、蛍光灯、電球、オート』などがあります。
撮影時、基本的にはまず『晴天』にしましょう。晴天は見た目の色とだいたい同じはずです。オートでも良いのですが、オートは基本的に白いものを白く写すことを前提に作られているため、思っているよりもあっさりとした印象で写ってしまうかもしれません。
さて、晴天に設定したらとりあえず撮影してみましょう。色合いはイメージ通りでしょうか。もし違和感があるようなら、ホワイトバランスの微調整(WB補正)を行います。微調整の機能はどのカメラにも備わっているので簡単に行えます。内容については以下の記事にまとめてあります。
【初心者向け】ホワイトバランスで写真の色を調整する|matsukenblog
写真を撮るときのホワイトバランス(WB)の基本は『晴天もしくは電球』です。続いて微調整(WB補正)を行うことにより、さらにイメージの色に近づけます。微調整は『ブルー・アンバー、グリーン・マゼンダ』のどれかに寄せます。それぞれ特徴がありますが、ホワイトバランスによって写真の印象はガラッと変わってきます。
コントラスト(明暗差)
コントラストとは『明るいところと暗いところの差』です。たとえば晴れた日は光が強いですよね。ということは対照の関係にある影も強く(濃く)なります。このようなた状態をコントラストが強いと表現します。コントラストが強いと『硬い感じ、パキッとした感じ、かっこいい感じ』になります。
逆に曇りの日、霧がかかった日はコントラストが弱く『柔らかい感じ、モヤっとした感じ、ふわっとした感じ』になります。
彩度(色の濃さ)
彩度とは『色の鮮やかさ』です。彩度を強くすると『ポップな感じ、元気な感じ、楽しい感じ、かわいい感じ』のイメージになります。逆に彩度を弱くすると『寂しい感じ、ノスタルジックな感じ、古い感じ、アンティークな感じ』になります。
おわりに
写真に答えはありません。というか答えは自分の中にしかないので、自分が「いいな」と思うものに合わせるのが答えであり、自分の写真です。したがって同じ被写体を撮っても『明るさ、色、コントラスト、彩度』は十人十色であり、それぞれの中にそれぞれの答えがあるのです。