【初心者向け】ボケは絞り優先モードでコントロールする
写活デビューした人
『絞り優先モードの使い方を教えてほしい。』
そんな質問にお答えします。
ここでは本や経験から学んだことを整理してお伝えしていこうと思います。私もアウトプットすることで勉強になります。一緒に成長して、写真生活を楽しみましょう。
本日の内容
- はじめに
- 絞り値が小さい=絞りを開く=背景がボケる
- 絞り値が大きい=絞りを絞る=背景までピントが合う
- おわりに
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はじめに
ボケをコントロールしたいときは『絞り優先モード』を使いましょう。背景をボカすもボカさないも絞り値(f値)次第です。ちなみに絞り優先モードのことをNikonでは『Aモード』、Canonでは『Avモード』と呼びます。
絞り値が小さい=絞りを開く=背景がボケる
『絞り値(f値)を小さくする』と『絞りを開く』は同じ意味で使われます。背景をボカしたい場合はf値をできるだけ小さくします。背景がボケるとピント(フォーカス)が合っている主役が引き立つので、いわゆる「一眼レフカメラで撮ったような写真」に仕上がります。
レンズにはf値の最小値が書いてあります。最小値はレンズによって異なりますが、小さい順番にいうとf1.4<f2.0<f2.8<f3.5といったところ。f値が小さいほど背景がよくボケますが、ピント合わせがシビアになります。ちなみに『明るいレンズ』とはf値が小さいレンズのことです。
絞り値を小さくする?絞りを開く?
「値は小さくなるのに、開くってどういうこと?」
言葉だけ聞くと矛盾しているようでややこしいので上の写真を見てみましょう。今回使用するのはいわゆるオールドレンズです。
オールドレンズは現在のレンズとは異なり、f値をマニュアルで操作する必要があったため絞りリングが付いていました。絞りリングをカチカチと回していくと、連動してレンズ内の絞りが動きます。
f値を小さくしたとき、レンズ内の絞りが開かれた状態になります。これが『絞り値が小さい=絞り開放』の状態です。
絞り値が大きい=絞りを絞る=背景までピントが合う
『絞り値(f値)を大きくする』と『絞りを絞る』は同じ意味で使われます。背景までピントを合わせたい場合はf値をできるだけ大きくします。おおよそ全体までピントを合わせる必要のある集合写真や風景写真を撮るときに役立ちます。
f値の最大値もレンズによって異なりますが、大きい順番にいうとf32>f22>f16といったところ。f値が大きいほど背景までピントが合いますが、上げ過ぎると画質の低下を招きます。ちなみに『暗いレンズ』とはf値が大きいレンズのことです。
絞り値を大きくする?絞りを絞る?
先ほどの逆です。f値を大きくしたとき、レンズ内の絞りが絞られた状態になります。これが『絞り値が大きい=絞りを絞る』の状態です。
おわりに
絞り優先モードについてざっくりと説明しました。まとめておいて言うことではありませんが、操作に慣れてくるとおそらく使わなくなります。とはいえ絞り優先モードは使いやすいです。まずはこのモードに慣れてから、マニュアル撮影モードなどにステップアップしていくのも楽しみの一つです。
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