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【Nikon D700+AI Micro NIKKOR 55mm f2.8S】モノクロ(ネオパン風)で霜を撮る|作例5枚

カメラ

Nikon D700+AI Micro NIKKOR 55mm f2.8Sにてモノクロ(ネオパン風)で霜を撮ってきました。ひとまず感想とともに作例を少しご紹介します。

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Nikon D700+AI Micro NIKKOR 55mm f2.8S

  • すべて未加工
  • フィルター未使用
  • ピクチャーコントロール:モノクロ(ネオパン風)
  • ホワイトバランス:晴天
  • JPEG撮って出し
  • 焦点距離:55mm
  • 絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1000


    芝みたいなやつを撮ってみました。明暗のコントラストが強く出るのが特徴でしょうか。一本一本重なり合っているところに奥行きというか立体感を感じます。RAWでカラーと見比べてみましたが、これはモノクロのほうがかっこいいです。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1000


    イヌノフグリだと思いますが、小さな葉の一枚一枚に霜が降りているのがわかります。例年であればまだ雪の下ですが、今年は暖冬の影響で雪がなく、すでに顔を覗かせています。今年は春が早そうです。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:400


    一枚目、二枚目とは異なり、こちらは柔らかくしっとりした印象を受けます。もしかしたら葉の違いもあるかもしれません。開放なので背景の滲むようなボケがしつこい気もしますが良しとしましょう。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800


    とてもアーティスティックというか、単純にかっこよく撮れました。周辺減光も良いアクセントになっている気がします。生命力を感じるのは私だけかもしれませんが、お気に入りの一枚です。

    絞り値:f2.8 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:800


    もう少しアンダーでも良かった気もしますが、これもお気に入りの一枚です。こちらも生命力、躍動感を感じさせます。霜が降りているからこその画ですが、ただの雑草がモノクロにすると一気に化けますね。かっこいい。

    撮影場所

    福島潟
    〒950-3328
    新潟県新潟市北区前新田乙493番地

    感想

    マイクロニッコールを使ってモノクロ(ネオパン風)で撮ったのは今回が初めてでした。ただネオパンといってもNikon Picture Control Editor(海外サイト)からダウンロードしたネオパンデータを使用しています。したがって、フィルムのネオパンを知っている方からしたら「なんじゃそりゃ」って感じかもしれませんが、そこは優しい目で見守っていただけたらと思います。

    ネオパンといえばフジフィルムの黒白フィルムです。特徴としては「世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現、優れたシャープネスを備えており、風景・山岳写真、ポートレート、製品写真、建築写真から、長露光撮影の天体・夜景写真など幅広い分野の撮影に適している」とされています。要は万能ってことです。

    デジタルでどこまで再現できているのか私にはわかりかねますが、写し出される画がとにかく素晴らしい。立体感・生命力・躍動感など、霜の降りた雑草を撮っていて直感的に感じた印象です。特に立体感という意味では特徴で挙げたポイントがなんとなく納得できます。明暗のハイコントラストが成せる業なのかもしれません。

    とは言ったものの明暗のハイコントラストが目立つと思いきや、グレーの階調が柔らかくて優しく感じたりもします。被写体というか、距離感やそのときの光量や抜け具合によって異なるのかもしれません。

    今回は霜が降りた雑草を撮ってみましたが、できればいずれ人物や山岳写真も撮ってみたいと思います。Nikonユーザーであれば、Nikon Picture Control Editor(海外サイト)を試してみても良いかもしれません。楽しみが広がります。