【PENTAX K10D+Auto-Takumar 55mm f/1.8】街中早朝スナップ
PENTAX K10D+Auto-Takumar 55mm f/1.8で早朝スナップをしてきました。感想とともに作例を少しご紹介いたします。
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PENTAX K10D+Auto-Takumar 55mm f/1.8
※絞り値が記録されないので不明ですが、ある程度絞って撮ってあります。
シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:400
早朝、線路に光が差してラインが浮かび上がっています。そんな矢先、ちょうど電車も到着しました。11月となり、早朝スナップもさすがに寒さが厳しくなってきました。
シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200
オールドレンズの醍醐味である淡さが早朝の柔らかい雰囲気によく合っていると思います。正確な絞り値は失念してしまいましたが、おそらくもっと絞れば建物ももう少しシャキッと写ると思います。でもこれくらいでも十分ですかね。
シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:200
これもオールドレンズの醍醐味を存分に表している一枚だと感じます。淡くて写り過ぎない、心地良いというかちょうど良いというかそんな感じ。朝日に照らされて枝葉の緑色が黄色っぽくなっているのも良いですね。元気な緑色も好きですが、それは新緑によく合うのでしょう。秋だし、なんとなく黄色味は情緒のような落ち着きが感じられて好きです。渾身の一枚でした。
シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:200
夜見たら怖いやつです。この手のアート作品の良し悪しは全くわかりませんが、写真的には画になるのでよろしいかと思います。遠景まで写るようにかなり絞って撮ったと思います。なかなか立体的に写っているように思います。
シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:200
慌てて撮った一枚なので色々と雑ですが、朝日に溶け込むランニング女子です。ド逆光なのでドフレアですが、まあまあ写るべきところは写っているように思います。オールドレンズと思えば十分ですが、むしろゴーストが欲しいくらいですね。
シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200
ピン外しの自転車たち。以前に何度も書いたことですが、本当にピントが掴みにくいんですよね。ピン外しの写真を許せるのであればこれはこれで良いのでしょう。しかし私はまだその領域には至っていないため、やはりピントはバチッと決めたいところです。
感想
Auto-Takumar 55mm f/1.8は1960年に発売されたレンズです。1956年に発売されたTakumar 55mm f/1.8シリーズの3代目であり、厳密に言うとAuto-Takumar 55mm f/1.8の後期型にあたります。ちなみに1962年にはSuper-Takumar 55mm f/1.8(初期型)が発売されますが、中身はAuto-Takumar 55mm f/1.8とまったく同じとのことです。NIKKORシリーズもややこしいですが、Takumarシリーズもかなりややこしくなっています。現在のようにある程度先を見据えて名前を付ける習慣がなかったからでしょうか。
ということで肝心の写りですが、オールドレンズらしく優しくて淡くて写り過ぎない心地良い印象です。絞ればもちろん締まりますが、とはいえキリッとしすぎず緩さを残している感じです。時代が時代ですからね、いわゆるエモさを存分に味わえます。
一応ざっくりとしたスペックですが、焦点距離:55mm、絞り値:f/1.8~f/16、最短撮影距離:0.45mとなっています。特筆するようなスペックはありません。ちなみに非アトムレンズなのでアトム恐怖症の方にも安心してお使いいただけます。
ところでこのTakumarシリーズに共通していることだと思うのですが、とにかく分解清掃が楽ちんです。専用道具さえあれば、初心者でもググったりYouTubeを見たりするだけでサクッとできちゃいます。とはいえ私がやったのはレンズ清掃のみですので、それ以上をお求めの方は各々がんばっていただけたらと思います。