【PENTAX K10D+smc PENTAX-M 50mm f/2】街中早朝スナップ
PENTAX K10D+smc PENTAX-M 50mm f/2で早朝スナップをしてきました。感想とともに作例を少しご紹介いたします。
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PENTAX K10D+smc PENTAX-M 50mm f/2
※絞り値は記録されないので不記載となっております。
シャッタースピード:1/45秒 ISO感度:400 ホワイトバランス:太陽光
朝日に照らされたレールが浮かび上がって美しいです。手前の金網がボケて写り込んでいますが、金網の隙間からしっかりと撮れば良かったです。
シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:400 ホワイトバランス:太陽光
たしか先ほどの写真と絞り値は同じはずです。この錆びついた金網が良い味を出しています。それにしても背景がだいぶボケますねこれは。
シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:200 ホワイトバランス:太陽光
黄色味が強いかなと思っていましたが、街路樹の緑色加減にやっぱりPENTAXっぽさを感じます。遠景撮影だとレンズのクリア感というか解像度が伝わりやすい気がします。ということでこのレンズの解像度は高くはないかなって印象を受けました。とはいえ40年以上前のレンズですからね。そういったことを含めて楽しむものだと思っています。
シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光
ボディ内手振れ補正があるとちょっとした流し撮りができるんですよね。シャッタースピード1/30なのでおそらく手ブレは防がれていると思います。早朝ランナーがいらっしゃったので被写体になってもらいました。
シャッタースピード:1/180秒 ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光
逆光だと壮大に紫色のゴースト?フレア?が出る場合があります。これはこれとして楽しむしかありませんが、さすがにちょっと使いづらいですね。以前のブログにも載せてありますが本当にすごいんですよ。
シャッタースピード:1/350秒 ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光
シルエット写真にしたかったのですが、露出を下げ過ぎて不自然な写真になってしまいました。夫婦と思しき2人が走っている姿がとっても素敵でした。f/8くらいまで絞ったと思いますが、ここまで絞るとキリッと引き締まった写真になります。
シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:100 ホワイトバランス:太陽光
やや色づき始めた街路樹。朝日が差し込んでスポットライトのようになっています。やっぱり写真は光でしょうか。人や車が通っていないタイミングで撮ってみました。でも敢えて人や車を入れても雰囲気の違う写真になるのかもしれません。特にスーツ姿の人が歩いていると似合いそうです。
シャッタースピード:1/350秒 ISO感度:200 ホワイトバランス:オート
ただの葉っぱですが、下の写真と比べてください。こちらはホワイトバランス:オートです。空の青々とした様子に加え、葉の色味も実際の色にかなり酷似して再現できています。ここだけ切り取るとかなり優秀なように思います。
シャッタースピード:1/350秒 ISO感度:200 ホワイトバランス:太陽光
若干ズレていますが同じ構図で、ホワイトバランス:太陽光です。どうでしょう、明らかに黄色味が強くなりました。現実の色味とはかけ離れていますが、黄色味があったらあったでほっこりと落ち着いた印象になります。これはこれで良いのでしょうが、個人的にはやっぱり現実の色味に寄せたい派です。
感想
smc PENTAX-M 50mm f/2は1979年に発売されたレンズです。手に取ってみると軽くて小さくてパンケーキレンズのような存在です。開放値がf/2ということでf/1.4やf/1.8ほどシビアではないため、開放から気軽に使えるという意味において大変扱いやすい存在です。
さて描写力はどうでしょう。たとえ絞ったとしても、良くも悪くもオールドレンズらしく写り過ぎないのが魅力と言えます。というより、むしろそれが目的でオールドレンズを使っているわけです。パキッとしすぎない、解像しすぎないってのは現行レンズが最も苦手とする領域でしょうから、こればかりはオールドレンズでなければ表現できません。
ところでこのレンズはKマウントを採用しています。したがって現行のPENTAX機でも使用可能となっています。NikonもFマウントからZマウントに移行して久しいですが、PENTAXはまだまだKマウントなわけです。マウントアダプターを介すことで母艦に悩まなくなったご時世ですが、ここはやっぱりPENTAX機に拘りたいところですね。