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【PENTAX K10D+Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm f/1.8】梅と雪を撮る

カメラ

PENTAX K10D+Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm f/1.8で梅と雪を撮ってきました。感想とともに作例を少しご紹介いたします。

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PENTAX K10D+Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm f/1.8

  • すべて未加工
  • フィルター未使用
  • ホワイトバランス:太陽光
  • JPEG撮って出し
  • 焦点距離:フルサイズ換算82.5mm
  • 手振れ補正:ON
  • ※絞り値は記録されないので不明ですが、おおよそf5.6~f8.0で撮影してあります。

    シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100


    梅の咲く頃、予期せず季節外れの降雪があり、これはチャンスと思って梅と雪を撮ってきました。とはいえまだまだ咲き始めたばかりで蕾が多かったです。

    写真のピントはギリギリおしべに合っていると思います。小枝は二重ボケというか滲んでいるというか、これがいわゆるパープルフリンジというやつですね。

    この写真に関してはf2.8~f4.0くらいで撮ったかと思いますがなかなか個性的な画になります。これがオールドレンズの醍醐味とも言えますね。ちなみに開放で撮るとピントすら曖昧になるほど、ボケるというか滲んでしまいます。

    シャッタースピード:1/90秒 ISO感度:400


    ピントは奥の柄杓に合わせてあります。どうでしょう、絞ればそれなりに締まった画も撮れます。シャッタースピードは1/90ですが手振れ補正のおかげで止まっています。

    シャッタースピード:1/180秒 ISO感度:200


    雪を被った梅越しの神社の瓦屋根です。梅と雪が同化してしまい梅の存在がいまいちパッとしませんが、それでもこのような機会はなかなかないので楽しく撮影できました。

    それはそうと梅や桜を撮っていて常々感じるのですが、彼らは主役よりも脇役くらいのほうが写真的には良いのかもしれません。個人的な意見ですが、梅や桜を主役にすると似たような写真を量産してしまう自分がいます。

    シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200


    似たような写真の典型例かもしれませんし、露出を若干しくじっていますがご容赦ください。それはそれとしておしべ・めしべ、花弁もオールドレンズなりに良く写っていると思います。花弁周囲にフリンジらしきものが写っていますが許容範囲ということで。背景はガッツリとボケています。

    シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200


    手前の梅がボケ過ぎないように絞りつつ、日本国旗にピントを合わせています。やっぱり梅や桜は主役じゃないほうが写真の広がりがあっていいのかもしれません。なんとなくですが。

    シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:200


    雪が良い感じに引き立て役になっています。赤色の梅と雪の相性は抜群ですね。余談ですが梅の枝もなかなか画になります。

    シャッタースピード:1/90秒 ISO感度:200


    梅を思いっきり前ボケに使って鹿児島にピントを合わせてみました。ちょっとボケ過ぎて梅の存在がイマイチですがなんとなく伝わりますかね。

    感想

    PENTAX K10Dは2006年に発売された中級機クラスのデジタル一眼レフカメラです。有効画素数は1,020万画素、センサーサイズはAPS-C、そしてみんな大好きCCDセンサーを搭載しています。ボディ内手振れ補正も搭載しているため、今回のようなオールドレンズ使用時には抜群の力を発揮します。

    外観はとにかくゴツく、いかにも頑丈そうな佇まいです。手に取ると思った以上にずっしりしていますが、グリップがしっかりしているため意外と手に馴染みます。操作性も決して悪くないというか、そもそも時代的にシンプルな機能しかないのでかなり楽ちんです。普段はニコンユーザーですが難なく使いこなせました。

    Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm f1.8は1971年に発売されたレンズです。年々改良され多層コーティングが施されていますが、逆光では普通にフレアやゴーストが出ます。まあそれも含めてオールドレンズの良さですが、もっと感じたい方はもっと古いレンズを選ぶと良いでしょう。レンズの詳細は「たっちゃんのレンズ沼」「PENTAX交換レンズ」についての能書きあれこれをご参照いただければと思います。

    さてこちらのレンズはM42マウント、いわゆるスクリューマウントです。現行のPENTAX機はKマウントなので使用時にはマウントアダプターが必須です。互換品もありますが、手に入るうちは純正品がよろしいかと思います。

    K10Dは10,000円前後、レンズは4,000円くらいで手に入ると思うので探してみてはいかがでしょうか。特に母艦となるカメラはマウントアダプターさえあればどんな機種でも使用可能ですがそこはロマン、やっぱりペンタックスレンズはペンタックスカメラで使いたいところです。