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【初心者向け】カメラ購入時にダブルズームレンズキットをすすめない3つの理由

カメラ

写活デビューしたい人
『カメラを買おうと思ってるけど、とりあえずお得感のあるダブルズームレンズキットでいいかな。おすすめとかあれば教えてほしい』

そんな質問にお答えします。

ものすごく気持ちはわかりますが、結論からいうとおすすめしません。理由は『望遠ズームレンズはほとんど使わない』『標準ズームレンズは飽きる』『そもそもズームレンズは難しい』からです。おすすめは『本体+広角単焦点レンズ』の組み合わせです。

ここでは本や経験から学んだことを整理してお伝えしていこうと思います。私もアウトプットすることで勉強になります。一緒に成長して、写真生活を楽しみましょう。

本日の内容

  • はじめに
  • 標準ズームレンズは飽きる
  • 望遠ズームレンズはほとんど使わない
  • そもそもズームレンズは難しい
  • 本体+広角単焦点レンズがおすすめ
  • おわりに

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はじめに

そもそもレンズキットとはカメラ購入時にオプションで付けられるレンズのことです。『レンズキット(標準ズームレンズ)』もしくは『ダブルズームレンズキット(標準ズームレンズ+望遠ズームレンズ)』を選ぶことができます。もちろんカメラ本体だけを購入することもできます。

とりあえずダブルズームレンズキットを購入しようと考えている方、ちょっと待ってください。わたしの経験上、あまりおすすめしません。今回、その理由について説明していきます。

標準ズームレンズは飽きる

ダブルズームレンズキット
レンズキットの標準ズームレンズは安価で、セットで買えばすぐに撮影ができるというメリットがあります。それはそれで良いのですが、おそらくすぐに飽きてしまいます。

各メーカーが標準セットで用意しているレンズなので決して悪くはないのですが、それでもある程度良いレンズに比べるとボケ味や解像度がいまいちです。わたしがそうでしたが、最初ってボッケボケで立体感のある写真(いわゆる一眼レフで撮ったような写真)に憧れるじゃないですか。それをレンズキットに求めるのはかなり酷な話なのです。

加えて絞り値(f値)がコロコロ変わってしまうのもマイナスです。マニュアル撮影をしなければさほど問題ではないかもしれませんが、絞り値が変わってしまうと写真の印象がだいぶ変わってしまいます。

標準ズームレンズというだけあって、画角的には非常に使いやすいです。しかし、あえてキットレンズとして買わなくても良いように思います。似たような画角で絞り値が変わらないレンズ(f2.8とかf4)を購入したほうが後々幸せになれます。

お値段的にちょっと奮発しないといけませんが、サードパーティレンズ(シグマ、タムロン、トキナーなど)で探せばそれなりに見つかります。ちなみにカメラやレンズは中古で十分ですが、間違ってもヤフオクで購入してはいけません。なかなか地雷商品が多いです。カメラのキタムラなら保証付きで店舗受け取りが可能なので、その場で確認してから購入できるので安心です。

望遠ズームレンズはほとんど使わない

ダブルズームレンズキット
標準ズームのレンズキット同様、セットで購入すれば安価だしすぐに撮影ができるメリットがあります。ただしボケ味や解像度、絞り値が変わってしまうというデメリットはあります。

それはそれとして実際のところ、標準ズームレンズに比べると望遠ズームレンズの出番ってめちゃめちゃ少ないのが問題です。もちろん運動会や野鳥の撮影をしたいという明確な目的があれば話は別ですが、ただお得だから、なんとなく持っておくと便利かなという理由で購入するのはちょっと待ったほうがいいです。

ただでさえ荷物の多い旅行にわざわざ望遠ズームレンズを持っていくかというと、持っていかないでしょう。お散歩レンズとして望遠ズームレンズを使うかというと、まあ使わないでしょう。望遠ズームレンズでないと撮れない写真はたくさんありますが、使い勝手という点でいうと、非常に悪いです。

とりあえず購入してあとで売り払ってもいいですが、その手間やお金にかけるのであれば、別売りの標準ズームレンズや後ほど紹介する単焦点レンズに資金をつぎ込んだほうが良いでしょう。

そもそもズームレンズは難しい

ダブルズームレンズキット
ズームレンズが便利なことは間違いありませんが、それを使いこなせるかどうかは別問題です。とくに最初のうちはカメラ自体の操作に慣れるだけで手いっぱいになりがちです。それに加えてズームレンズを操作し、画角を決めなければならないとなるとさらに混乱します。

ズームレンズを使いこなせないという点で、わたしも知人にカメラを紹介するときに失敗した経験があります。ズームレンズを使うのであれば、まずは『ひとつの画角』に慣れてから購入することをおすすめします。

ただし記録として残せればいいとか、対象物に近づけないところからしか撮れないという場合は、やはりズームレンズが必要になってくるでしょう。それ以外の場合はこれからお話する『本体+広角単焦点レンズ』をおすすめします。

本体+広角単焦点レンズがおすすめ

ダブルズームレンズキット
初心者の方におすすめなのは『本体+広角単焦点レンズ』の組み合わせです。レンズキットとしては販売していないはずなので、それぞれ別売りで購入することになります。

単焦点レンズは単純に写りが良くて、絞り値が明るいからよくボケます。さらに絞り値が固定なので余計な操作がいらないし、なによりズーム機能がないので『ひとつの画角』に集中できます。ズーム機能は便利な反面、最初のうちはとくに煩わしくて余計な混乱を招きやすいように感じます。

強いてデメリットを挙げるならば、レンズキットよりもやや割高なこと。ズーム機能がない点も場合によってはマイナスになるかもしれません。しかしながら、それらを上回るだけのメリットがあるのも事実です。

本体のセンサーサイズによって選択すべきレンズが変わってきますが、各メーカーのラインナップにある最安の広角単焦点レンズで十分なので、ぜひ購入してほしいところです。ちなみに先ほど同様、まじで中古で十分です。

購入時の参考として『欲しいレンズ名+作例』で検索すると、そのレンズで撮った写真が出てくるので確認してみてください。

おわりに

以上のことからダブルズームレンズはおすすめしません。それでも心が揺らいでいたり、お金に余裕があれば購入してもいいと思いますが、たぶん後悔します。ということでポイントをまとめると『本体+広角単焦点レンズ』を選ぶこと、『本体もレンズも中古で十分』ということです。これさえ守ればわりと安価に楽しいカメラ生活が楽しめるはずです。